note
DiaryINDEXpastwill


2000年09月15日(金) ことば

千葉の九十九里へ、この夏最後の遠出をした。
11時川崎駅集合のはずなのに、12時に品川駅で落ち合うという
自分としては予定通りの(?)待ち合わせでスタート。

レインボーブリッジから湾岸道路へ入り、千葉方面へ。
途中、船橋の「ららぽーと」で昼食をとる。
船橋は小学校の頃住んでいたこともあって、
なんとなく愛着があって、ときどき用もないのに
来てしまったりする。今日も、かつて住んでいた
マンションを思わず目で追ってしまう。
過去への愛着か、現実からの逃避か?

2時間ほどで九十九里へ。天気もあまり良くなく、
夏も終わりということもあってか、人影はまばら。
サーファーがところどころに見られるくらい。

水平線を見つめる。

薄曇りの空に浮かぶよどんだ色の雲と、
悪天候のせいか濁った色の海水が
水平線の向こうで1つの「色」を作り出している。
雲と海の境界は見分けることが出来ない。

**********************************************

一時間ほどして、木更津方面へ出発。
木更津市内よりアクアラインへ入る。
ほどなく東京湾に浮かぶ「海ほたる」につく。

東京湾の夜景が広がる。左手にはベイブリッジ、
ランドマークタワー、正面に羽田空港や工場群、
右手にはお台場の観覧車や東京タワーが見渡せる。
夜空にはひっきりなしに羽田空港を離発着する飛行機。
後方からは明るい月が海面を照らしている。

白とオレンジに彩られた絵の中で、友達の会話を聞く。
右手からデイズニーランドの花火があがる。

***********************************************

最近、自分の考えていることや感情を、他人に表現する
ことがうまくいかず、無口になってしまうことが多い。
その会話が真剣で切実なものであればあるほど、
その傾向が出てしまう。

自らの発した「ことば」が他人にどれほどの影響を
与えるのか、そしてその「ことば」によって引き起こ
される事態に、自分は責任を負うことができるのか?

この夏は夜景や海を眺める機会が例年になく多かった。
美しい景色の中で、人に「ことば」を発することの意味を
ずっと考えていた。












おじゅん |MAILHomePage

My追加