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千葉の九十九里へ、この夏最後の遠出をした。 11時川崎駅集合のはずなのに、12時に品川駅で落ち合うという 自分としては予定通りの(?)待ち合わせでスタート。
レインボーブリッジから湾岸道路へ入り、千葉方面へ。 途中、船橋の「ららぽーと」で昼食をとる。 船橋は小学校の頃住んでいたこともあって、 なんとなく愛着があって、ときどき用もないのに 来てしまったりする。今日も、かつて住んでいた マンションを思わず目で追ってしまう。 過去への愛着か、現実からの逃避か?
2時間ほどで九十九里へ。天気もあまり良くなく、 夏も終わりということもあってか、人影はまばら。 サーファーがところどころに見られるくらい。
水平線を見つめる。
薄曇りの空に浮かぶよどんだ色の雲と、 悪天候のせいか濁った色の海水が 水平線の向こうで1つの「色」を作り出している。 雲と海の境界は見分けることが出来ない。
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一時間ほどして、木更津方面へ出発。 木更津市内よりアクアラインへ入る。 ほどなく東京湾に浮かぶ「海ほたる」につく。
東京湾の夜景が広がる。左手にはベイブリッジ、 ランドマークタワー、正面に羽田空港や工場群、 右手にはお台場の観覧車や東京タワーが見渡せる。 夜空にはひっきりなしに羽田空港を離発着する飛行機。 後方からは明るい月が海面を照らしている。
白とオレンジに彩られた絵の中で、友達の会話を聞く。 右手からデイズニーランドの花火があがる。
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最近、自分の考えていることや感情を、他人に表現する ことがうまくいかず、無口になってしまうことが多い。 その会話が真剣で切実なものであればあるほど、 その傾向が出てしまう。
自らの発した「ことば」が他人にどれほどの影響を 与えるのか、そしてその「ことば」によって引き起こ される事態に、自分は責任を負うことができるのか?
この夏は夜景や海を眺める機会が例年になく多かった。 美しい景色の中で、人に「ことば」を発することの意味を ずっと考えていた。
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