実は昨日ビデオで観たのだけれど、今日WOWWOWでも偶然放送されていてびっくりした。 中世のベネチアのコーティザン(高級娼婦)の話だ。 この時代は、女性は男性の所有物でしかなかったが、唯一自立していたのが 高級娼婦で、教養も有り、政治にも影響を与えていたという話、、まあ、さんざん、 古代の神殿娼婦やらそんな類の話はボーヴォワールの本でも読んだけれど、 そういう事も含め、主人公のベロニカの母親(彼女も実は高級娼婦であった!) が、「恋愛はいい、でも愛したら負け」というのは、本当にうなずけるなぁ〜と、 思った。
彼女も、本当は愛してしまっている相手の男性に、 「完全に貴方のものになったらあとは厭きられるのを待つだけ」みたいに言っていたのもそのとおりだと思った。 結局、二人はハッピーエンドだけれど、彼女は彼一人のものになった訳ではないようだし。
最近ある壮年の男性から相談ごとを持ちかけられた内容もこれに似ている。 彼はいままでさんざん外で遊んでいたのだが、奥さんはそれでも我慢して 付いてきているとタカをくくっていたようだ。しかし、奥さんが第三者を通して 離婚の意思を提示してきたもんだから、まあ、おろおろ、見ていて可哀想に なるくらいだった。 「そんなら最初から浮気なんかすんなよ!」と言いたいが、 「逃げられれば追いたく」なって、今は奥さんの事しか目に入っていない様子。 なかなか、奥さんは賢夫人かもしれない。
私といえば、もうそんな事めんどくさーーーい! でも、恋愛中の人は、参考にして欲しいなぁ。
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