コクーンシート(2階BR列)は言うほど見づらい席ではありませんでした。 もちろん前のめりにならないと見えないんで途中から首と背筋がピキピキしてきますが… まぁグローブ座の2階の端の方よりちょっと見づらいぐらい?
■ 基本情報 ・1幕1時間25分・2幕1時間20分・休憩15分の計3時間。 ・パンフはA4サイズで1800円。
以下一部ネタバレあり?
感想としては「私は合わなかった」。 結論の無い言葉の掛け合いと時間軸のはっきりしない世界観。 どこからが現実でどこまでが幻想なのかもわからず、 それぞれが相手と話しているように見えて自分自身と話しているような会話。 そういうふーわりふわーりな展開は決して嫌いじゃないんだけど、どうにも話のテンポ(特に1幕)が肌に合わず。
わかりにくいジャンルの中ではわかりやすいストーリーだと思うんですが(※) どのセリフもいまいち頭に入ってこない。←眠かったわけではない、はず。 それとも必死に全てのセリフを追う必要はないのかなぁ…。 25日にもう1度見たらまた感想が変わるかもしれません。 ※現実で起きた(とされる)事実を追うのは簡単。ただし幻想部分を追うのが難しくて色んな解釈が出そう。
ま、それはさておきニノです。 いやーもうあの中に入ってもひけを取らない立派な「役者」でした。うーん、あんたはすごい。 もちろん脇を固めてくれる方々があってこそなんでしょうが、手放しで拍手。 ニノのこの吸収力の良さがたまらなく好きなんだー!
ナオヤは普通の子かと思っていたら全然違ったんですね。一番イっちゃってましたよ。 そして私はどうやらイっちゃった演技をするニノが大好きらしい。 ケンイチくんと話す時とそれ以外と話す時の差が、ガクンと何かに憑かれたように変わるさまがすごくツボ。 堤さんetc.と組めば「ナイーブな面」はすごく際立たせてくれるけど、 それと同居する狂気に関してはあまり触れてくれないので蜷川さんと組む方が好きかも。 ナイーブさと同居してこそ、と言うかナイーブだからこその狂気だと思うので。
私は上から見てたのでそんなに問題なかったですが、セットに乱れ枯れる(?)ひまわりは 正面から見ると結構役者さんの顔にかぶるのかも。 しかし照明のあて方によってあんなにセットの表情というのは変わるものなんですね。 セットチェンジしたのかと勘違いするほど印象が変わる事が何度かあってビックリでした。
1幕の途中?のハプニング。 ナオヤがひまわりをバシッと叩いた瞬間、首の部分がスポーン!!と客席に飛んでました。 あれ1列目の人驚いたろうなー。 そうそう、通路をかなり使うんで1階H列までの通路側の席はちょっとおいしい。I列のサイドも。
勝村さんの見せ場のシーン。 ここはもぉーフナキ(勝村さん)が色っぽいこと!エロティックだこと! しかもナオヤとかなり濃厚な絡みあり。あれはエロい。 っつーか私らの位置からだと2人の頭がかぶってチューしてるように見えたけど違うんだろうなぁ。 いや、しててもおかしくない流れなんですが…。 テレビで見る勝村さんにそこまで色気を感じてなかったので(むしろ可愛いと思ってました) 一気にイメージが変わりました。
ナオヤが泣きじゃくるシーン。 まさに「泣きじゃくる」ですね。床に座り込んで幼児退行したような泣き方。 そしてその座り方が!崩れた正座のような、女の子座り一歩手前のぺたーんとした座り方で萌え。 しかもつっぷして泣くもんだからつぶれたおまんじゅうみたいですっごい可愛かった。はふぅ。 ついでに言うとその後もお姉さん座りだし。
なぜこれを"ラブストーリー"と呼ぶのだろう。 そうじゃないとは言わないけど、最後に来るまでラブストーリーだなんてこと忘れてましたよ。 それぐらいマリー(キョンキョン)との恋愛的絡みは無し。 しかもパンフの爽やかなイメージと舞台の内容が違いすぎる(笑)
あと最後に客席上を飛ぶ鳥は本物ですか? ふっつーに客の足元に降りたように見えたんですが、あれをどう回収したのかが気になる。
ともかくシブヤは「蜷川さんがニノにこういう役やらせたかったんだろうな」という舞台でした。 あぁいう設定が許される年齢・ビジュアルのうちに。 私としてはできればこれをホップ・ステップ・ジャンプのホップと位置付けて、 ステップ・ジャンプの部分まで舞台で見せてほしい。
全然関係ないけど今日は健ちゃんが来てました〜。 レアルのレプリカ(ベッカムの名前と背番号入り)着て(笑) 人見知りっぷり発揮で開演前ずーっと袖をもぞもぞいじってるのが可愛かったです。 髪の毛トゥルトゥルで天使の輪だし! 通路挟んだとなりにいた真田広之がまたごっつかったから余計にちびっこちゃんでした。
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