2000年12月28日(木) |
ビッグムービー BOWFINGER |
ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」そしてあの 大爆笑コメディ「ペテン師と詐欺師 だまされてリビエラ」の 名コンビ、フランク・オズ監督スティーブ・マーティン主演の 'BOWFINGER'が面白いという噂は1年前から聞いていた。 しかも今回はエディー・マーフィー共演という豪華版。 公開を楽しみにしていたら何と結局日本で上映されることは 無かった(; ;)ホロホロ。 そうして鬱々悶々とした日々を過ごしていたら何と昨日近所の ビデオ店で、「ビッグムービー」という、いかにもチープな邦題 となってvideo,DVDが並んでいたので驚いた。 「嗚呼、人知れずひっそりとビデオ化されていたんだね…」 そう呟きながら、潤んだ瞳でそのパッケージを撫でてあげたのだった(笑)。
まあ、冗談はさておき、もう最初から最後まで笑いっぱなしの ご機嫌なコメディである。映画作りの舞台裏を描いた映画は 沢山あるが(例えば「キネマの天地」「ニッケルオデオン」 アルトマンの「ザ・プレーヤー」、トリュフォーの「アメリカの夜」etc.) これだけそのドタバタが痛快で、そして登場人物が愛おしい映画は 「雨に唄えば」くらいしか前例が思い浮かばない。 一人二役のエディー・マーフィーがまた巧い!初めて彼の演技に 感心した。 脚本はスティーブ・マーティン自ら書いている。 スティーブの脚本といえばなんといっても「愛しのロクサーヌ」が 有名だが、あれを軽く越える傑作だと想う。
来年はビリー・クリスタルの後を受けてアカデミー賞授賞式の 司会を担当することになったスティーブだが、こちらのほうも 今からワクワク楽しみだなあ。
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