あなたは知らない。 |
『今日は1日、ちょっと鬱状態になってたかもしれない。』
そう言った私を、あなたはちょっとあきれたように笑ったけど、
私が日々、どれだけの不安や焦燥や恐怖や絶望感と戦っているか、
あなたは知らないでしょう?
普通に振る舞っている私のココロの中にさえ、
いつも不安感が宿っていることを、
あなたは分からないでしょう?
毎日を当たり前のように過ごせている、そんなあなたには。
どんなに調子のいい日でも、ココロの片隅には疑い深い私がいて、
『この安定は長くは続かない。』って思ってる。
かならず裏切られる日が来る、
やっぱりだめなんだって落ち込む日が来る。
笑って過ごしている時も、ふと感じる違和感。
『私、狂ってしまうかもしれない。』
そんな恐怖。
私のココロの中の不安を、伝えようとしたなら、
私は1日中あなたに話し掛けていなければならない。
それほど私と不安は、いつも共にある。
そんな自分がどれほど辛いか。
そんな病気になってしまったことがどれほど悔しいか。
あなたには分からないでしょう?
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2003年11月02日(日)
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