この春は、こんなところへ行ってきました。
そのときそこで得ていたものは、
ここちよい空腹感と、
いつもより うんと鋭くよくきく五感
やみくもに 無心になってシャッターをただ押しているよろこびと
あいすべき あさのひかりの被写体と
朝のやさしいやわらかさ
そして すがしさ おごそかさ
箱根神社の境内に はたらくなんらかのちから
ここを歩いていたときに感じた感じは、とてもことばにできないけれど。
これは、湯河原の林のなかのひかりの記憶
真鶴の林のなかのこころもとなさ
だんだんに 原生林にとけこむこころ
雨の日の 雨とみどりがまじりあう 雨の日だけのあのにおい
伊豆山神社案内図(看板を撮ったものです) すばらしかった
これは 五月二日の 駆けっこの雲
そのほかにおぼえておきたいいくつかのこと(メモからの転記)
・遠足の途中でいただくおにぎりの玄米と梅のその絶妙な美味しさのこと
・さんざんに歩いたあとの温泉の気泡にゆるむ足のかんかく
・夕飯のトマトスープにひそんでた お芋ふたかけ そのうれしさや
・伊豆山神社の階段(830段)とゆきかう人の励ましと
木漏れ日そして御神籤の言
・瞑想の窓のむこうにあそぶ風 あそぶまみどり 小鳥とひかり
うん。そして。人とのであいも。
そう、きっと、一期一会の千載一遇。
目的はさまざまなれどたしかに振り合う袖と袖。
なかなかにすばらしかったと思える春のできごとでした。