山脇百合子さんの訃報を聞く。「ぐりとぐら」シリーズだ。塗りむらがあったりして一見「プロっぽくない」絵なんだけど、それでもあの余白の多い、でも注意深く引かれた線は、あの話にぴったりで、絵を見ていて心地よかった。ぐりとぐらの色を塗るのに大学の研究室に問い合わせて剥製を見せてもらいに行ったという話を「ぐりとぐら」の展覧会で読んで、子ども向けの絵本でもおろそかにしない、ああプロだなぁと思った。