東京の片隅から
目次|きのう|あした
母の退院日。車で迎えに行った。 このご時世、入院中はお見舞いができない。配偶者である父も着替えなどを入り口で看護師さんに手渡ししておしまいという厳戒態勢。 私も当然電話でのやりとりだけだったので様子がいまいちわからなかったのだが、実際会ってみても、刺激がなかったからなのかちょっとぼんやりしている。それまでがエネルギーの塊みたいな人だったので、一気におばあさんになった感じ。話をしても要領を得ないというか混乱状態が続いているようだ。日常生活を送るうちに少しずつはっきりしてくるそうだが、長期戦になるかもしれない。 退院にあたって生活指導を看護師さんから受ける。 まだ腹にチューブが入っているので、詰まらないように毎日お湯を通す必要があるそうだ。看護師さんはお子さんに毎日やってもらってください(父の信頼度のなさよ・・・!それが世間一般の評価なのだろうけど)とのことだが、毎日は難しいだろうから、とりあえず一日おきに私が会社帰りに寄ることにして、他の日は自力でやってもらうことにする。 買い込んでいた食材も置いてきた。
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