東京の片隅から
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2020年09月14日(月) |
「アタゴオルは猫の森」 |
ひょんなことから映画「アタゴオルは猫の森」を見た。 アタゴオルは高校時代にZ会の会報に連載されていて知っている。宮沢賢治が好きならなおさらだ。
で、映画を見たのだが、「…なんか思ってたのと違うな…」という感じだった。 CGなのはこの時代だからまあよしとしよう。こんなにぬるぬる動かなくてもいいんだけど(苦笑)。 映画だからストーリーが重要なのは重々承知なのだが、私の知るアタゴオル世界はこんなに思想が全面に打ち出されたドラマチックな世界ではなく、日々がのんびりだらだら続いていくものだったので、いやこんなにいろいろ起きなくてもいいじゃん?と思ってしまったのだった。 あと歌が多くてミュージカルっぽい外国アニメっぽい作りだったのだが、それもこんなに歌って踊らなくてもいいのになぁと。 つまり、私はアタゴオルの日常が見たかったらしい。 子どもは面白く見ていたようなので、いい悪いではなく、映画と私の思うところが違ったということだ。 なにも起こらない世界を映画で描くのは限りなく無理なので、Eテレあたりで10分くらいのアニメでちまちま作ってくれた方が私好みなんだろうと思う。
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