東京の片隅から
目次きのうあした


2018年11月04日(日) GPフィンランド感想

ザギトワの一人勝ち感が強かった。まだカルメンを演じるには幼い感じはあるのだけど、ジャパンオープンの時よりも大人っぽくなっている。今シーズンからジャンプを後半に固めることが出来なくなった分、プログラムとしてはバランスがいいと思う。去年のドン・キホーテのキトリはあれはバレエでもどんどん難易度を高めていて大技でフィニッシュだからあれでいいんだけど、カルメンはもとの筋に緩急があるからね。
コンスタンティノワはやはりエテリ門下?振り付けの癖が似ている。しかし去年メドベージェワが踊った「アンナ・カレーニナ」を門下から離れた途端次の子に当ててくるのはえぐいなぁ・・・っていうか見ている人間はみんな去年のメドベージェワと比べてしまうだろうに。
同じくデビュー組のヘンドリックスも良かった。背が高いんだけど、がさつな感じがなく、でもなよなよした感じでもない。ロシアや日本の少女っぽいスケーターばかり見ていると新鮮。
白岩は埋もれたなぁ(苦笑)去年からの「展覧会の絵」、音のメリハリが強い曲で、そのメリハリと振り付けとが微妙にずれていたのが気になる。きちっと合わせられるとすごく映えると思うんだけど、彼女のスケートとタイプがあわないのか。(むしろ男子向けの曲かもしれない)
坂本はショートのミスをフリーで巻き返したのは流石。スパイラルのミス(しかも正面で)が残念だった。普段は特にとちらないところだから、次はちゃんととなるかな。
本郷、私は好きなスケーターなんだけど、このところ今ひとつ結果を残せていない感がある。周囲の特にロシア勢が良く動くスケーターだらけになってきてしまったので、大味な印象を与えてしまうのが厳しいのかなぁ・・・。今年のグランプリシリーズはこの1試合のみ。拠点をカナダに移すというニュースも聞いたけど、頑張って欲しいと思う。

ブレジナ、ショートの衣装はまさかの普段着?普通の黒Tに見える。中身で勝負!?フリーは流石に衣装だったけど(笑)ベテランらしい巧さと安定感が見ていて安心する。
流石の羽生。ジャンプにいろいろ取りこぼしはあったけど、これをやりたい、という強烈な意志。
悔しいボーヤン。氷が硬かったらしく、ジャンプで勝負するタイプには厳しかったらしい。それでも3位はさすが。ジャンプだけすごい感じが強かったのだけど、毎年毎年それ以外のステップなどが良くなってるなぁと思う。
田中もジャンプ全部決まればいいんだけど、上手く波に乗れなかった感じ。なんだろう。
地上波で見ているので、コリヤダのフリーが見られなかった。今シーズンはジャンプが決まらない印象。どうした。


はる |MAIL