東京の片隅から
目次きのうあした


2018年10月23日(火) スケートアメリカ感想

フィギュアスケートの季節が始まった。
今シーズンからルールなどが大きく変わったのでどういう流れになるのか、たぶんどの選手も今シーズンは試行錯誤。新顔も出てくるし、4年サイクルの中である意味一番楽しいシーズンかもしれない。

男子シングル。
ジャパン・オープンの時はどうなるかと思ったけど、やはりネイサン・チェンは強いわ。そして上手い。動きと動きの間が滑らかですごく簡単そうにふわっと跳ぶ。ステップシークエンスも彼だけ次元が違う。腕の振りが指先まで美しい。元々シニアデビューの時から「バレエ」感が強かったけど、今年はさらに増した。ショートプログラムのコミカルさも今までになかった感じで、今年のプログラムはショートフリーともに好きだなぁ。
ブレジナのショートも良かった。動きの矯めと開放のコントラストがバネのようで、思わず自分の身体が釣られて動いてしまう。
ボロノフは彼自身も見るこちら側も今年は特別なシーズンだろうなぁと・・・。急逝したデニス・テンのプログラム。見るこちら側も彼を思い出して考えてしまうし、それはボロノフも同じだろうと。

女子シングル。
宮原。余談だけど彼女は昨シーズンまでメイクがあまり上手でなくて、衣装と合わせすぎたり濃くなってしまったりしていたんだけど、今年の色をあまり使わないメイク(特に目元)の方が似合うと思う。
坂本も良かった。去年より大人っぽい、でもちょっと背伸びしている感じで微笑ましい。
本田は捻挫のニュースを聞いてからフリーを見ると完走しただけ良かったかなぁと。ショートが良かっただけに勿体ない。いい意味で「媚び」というか愛嬌や華のあるこういうタイプの選手は日本に少ないので、伸びて欲しいなぁと思う。
サモドゥロワ。ロシアの選手だけど、メドベージェワやザギトワとは違う先生なのかな。衣装や振り付けが違う。勢いのある「バーレスク」は彼女にあっていると思う。


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