東京の片隅から
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40代女とロックTシャツについてのウェブ記事が私の周囲で物議を加味している(笑)。 記事も読んでみたけど、よけいなお世話感ここに極まれりという感じ。TPOは考えるにしても、着たいもん着ればいいじゃん。 そもそも「ロックTシャツ」と書いてある時点で、このライターさんメジャーアーティストのコンサートには行くけどライヴハウスなんか行かないんだろうなぁと思う。「バンドTシャツ」って呼び方が多いよね。
で、冷静に読んだ感想として、ライターが想定しているのは独身または子供のいない人なんじゃないかなと思った。にしても、40過ぎて男受けとか考えている時点で既に気持ち悪いな。もはやそういうレベルじゃないだろう。どんなに若く見えても、世間的にはまごう事なき年増なわけで、清潔でこざっぱりした恰好であるのが最優先、それよりもいつまでも女子気分を引きずって知的レベルが若いときで止まってる方が痛いんじゃないのかなぁ。
そもそも、「40代の女」って、ものすごく沢山のバリエーションがあると思うのですよ。 既婚/未婚、家族の有/無、子の有/無、専業主婦/兼業主婦、外勤/内勤/在宅、バリキャリ/ユルキャリ/専門職、等々。それをひとくくりにしていること自体が乱暴で稚拙だなと思う。
あとこの記事の一番悪いところは、さんざんダメ出ししておいていて、ちゃんとした対案を出してないところ。 煽って余計なもん買わせるのがファッションライターの仕事でしょう?これじゃあ読んだ人間が迷路に入るだけで、購買行動に繋がんない。 ロックTシャツもダメ、フリルやレースが袖についているのもダメ、若い子向けのデザインもダメ、ほっこりナチュラルもダメ。 対案らしきイラストは無地のトップスにロング丈のフレアスカート。いやその恰好、今年流行ってるだけじゃん。
去年のドラマで「らしさ」の押しつけを「呪い」という言葉で表していたけど、まさにこのライターさんと編集部がその呪いにどっぷり漬かってるんだろうなぁと思う。
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