東京の片隅から
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こどもが2年生から使う名札を学校前の文房具屋に買いに行った。 文房具屋は日曜日は店休日だ。平日は19時に帰宅するともう閉店している。よくある街の店だ。 なので、土曜日に行くしかなく、小学校の近くを通る機会があまりないので、延び延びになっていた。
名札の値段は150円。 塩ビのケースの中に校章入りの布製の名札が入っている。 どうせ全員新しい名札になるんだから最初の1枚は教材費に上乗せして一斉配布してくれればいいのになぁ、と思う。 帰宅してから記名する。新学期が始まったら登校したら名札をつけ、下校時には外して名札ホルダーにかける、そういうサイクルになるらしい。それは自分がこどもの時と同じだ。当時はベニヤ板にマジックで方眼が描かれ、ヒートンがねじ込んであったが(今思うとあれは用務員さんの手作りだったのだろう)、いまはもうちょっとカッコイイものになっている。
自分が小学生の頃は、塩ビのケースは同じでも中の名札は紙で、小学校で画用紙に枠を印刷して裁断した手作り感溢れるものだった。学年によって縁取りの色が違っていたが、それはマジックインキの縁取りで、中学年くらいからテストが早く終わったりしたときによく「お手伝い」でやらされたことを思い出す。小規模校だったからなのか、それとも当時はどの小学校でもそういうものだったのか。ともかくも、そういう細かい作業は嫌いではなかった。
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