東京の片隅から
目次きのうあした


2016年05月05日(木) 蝶に吸われる

親子で足立区生物園へ。
ここは昆虫の生体展示が充実している。温室があって、その中に一年中熱帯の蝶が飛んでいる状況。オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラがごく間近で見られる。飼育室もガラス張りで見ることができ、常に誰かいるので、質問も受け付けてもらえる。これからの季節、ホタルも展示される。自分にとっては贅沢な空間。
温室でオオゴマダラにまとわりつかれる。バタフライエフェクトでも起こしそうなゆったりとした羽の動き、自分の周囲をホバリングし、やがて腕に止まる。ただ止まるだけでなく、なぜか口吻で吸われる。いや、そこまで汗かいてないし。
子どもは自分に止まってくれなかったのでたいそう不機嫌。
あとで飼育員の人に伺ってみたところ、何か匂いのついているものを身につけていないか、とのこと。洗濯洗剤や柔軟剤は家族で同じものを使っているし、化粧品も基本的には無香料のものなので、ひょっとしたら日焼け止め(私は大人用、子どもは子ども用を使った)のかすかな匂いか、シャンプーやボディソープの匂い(子どもは昨日寝落ちしてしまい入浴していない)が原因か。

テントウムシやアリなどが腕を歩いても、触れられている感覚はあるがそれ以上でもそれ以下でもない。蝶の場合、今回のオオゴマダラが大型なのもあるけれど、脚先の爪が皮膚に掛かっていて「確かに留まられている」感覚がある。留まるときは前脚は畳み、中脚と後脚の4本脚で止まっているのも改めて確認。カマキリみたいな感じをイメージすると近いか。
口吻が伸びて皮膚を探る感触もはっきりわかる。
昆虫は筋肉の塊なんだなぁと改めて感じる。
この皮膚感覚をはっきり意識したのは初めてかもしれない。


はる |MAIL