東京の片隅から
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| 2016年03月01日(火) |
「2001年宇宙の旅」 |
実は読んでいなかった名作を読もうシリーズ(前回はアシモフ)、今回は「2001年宇宙の旅」。 映画のイメージが強すぎて果たしてどうなるかと思ったが、やはり映画、特に音楽がフラッシュバックする。キューブリックすごい。 冒頭から、ちゃんと映画を見ていない私でも脳内に「あの音楽」が鳴り響く(笑)。
「地球幼年期の終わり」と同じニオイがするのは書かれた時代が近いからかな。でも「2001年」のほうがより詩的で音楽的。 最後に響くのはバッハのゴルトベルクか。ハープシコードの小さな美しい音色が(あれは本当に音が小さい、全身全霊を傾けて壊れ物に触れるように鍵盤に指を落とすのだ)土星の果てに消えていく。 ストーリーとしては若干尻切れトンボ気味で、やや消化不良。これは「2010年」も読めと言うことか。
余談。作中に「地球の人口が60億人、そのうち中国が20億人」という記述があって、現実はちょっと違うのだけど、奥付を見るとこの作品が書かれたのは1968年。一人っ子政策が始まる前だから、当時の人口推計(いや、中国の統計が当てにならないのは常識に近いのだけど・汗)からするとかなり精度の高い推計なのではないかと思うのであった。
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