東京の片隅から
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| 2015年11月13日(金) |
舟越桂「私の中のスフィンクス」 |
舟越桂を見に館林美術館まで行ってきた。 須賀敦子や天童荒太の本の表紙に作品が使われたりしているんで、「舟越桂」を知らないダンナにも「人の上半身の彫刻で微妙に抽象的なヤツ」というと何となく通じる。 そういう意味ではメジャーなのかな。
彼を見るのは久しぶりだが、場所が群馬の館林。遠い・・・と迷っていたのだけど、我が家から東武伊勢崎線(スカイツリーラインなんて言ってやらないw)に乗っていくとほぼ1本ということに気づく。群馬は案外近いのであった。
展覧会会場の「群馬県立館林美術館」は最寄りのローカル線の多々良駅からもちょっと離れていて、いろいろ調べると館林市には「ポンチャリ」なるレンタサイクルがあるらしい。あるらしいのだが、詳細がわからない。観光協会のHPはまるで使えないし、頼りになるのは使った人のブログという情報不足ぶり。多々良駅、茂林寺駅、館林市役所で貸し出しているところまではわかったが、館林駅にあるのかないのか、さっぱりわからない。いろいろ調べると「貸自転車条例」なるものが出てきて、そこには貸出場所として館林駅の名前が列挙されていること、条例の最終更新日が去年であることから、駅周辺のどこかで貸し出しているだろうと判断する。 館林駅で降りて、駅前の観光協会で聞こうとしたら、扉に貸出場所が書いてあったので、難なく判明。平日なので誰も借りてなかったが、7台くらいある模様。 美術館までちょっと距離はあったが平地なんで楽々。気分よく走りすぎて曲がるところを行き過ぎて戻った(苦笑)。 ただ、北関東は車社会なんで、車歩道分離していないところは結構気を遣うし、自転車や歩きの観光客にはやや案内標識がわかりにくい部分が。そもそも館林駅から美術館まで自転車で行くのは想定していないんだろうなぁ。
到着した美術館は贅沢な作りの建物で、群馬県金掛けてるなぁと・・・(爆)そしてたぶん夏は暑い(確信)。 平日の昼前ということで、会場はガラガラ。 滞在していた2時間近くの間、私以外に美術館にいたのは、おひとりさまのおばちゃん、おばちゃん2人組、来てすぐ帰ったおじさんと中学生〜高校生の娘(タダ券もらったんで見に来たけど興味ないんですぐ帰った、みたいな雰囲気)くらい。それも私の入退場と前後しているんで、観覧中はほぼ貸し切り。学芸員さんの方が人数多いよ!人いなさすぎだろ!館林駅前の観光協会のお姉さんは「沢山の人に来ていただいてます」と言っていたんで、土日は混んでいるのかもしれない・・・。 東京開催では味わえない贅沢な時間だった。点在している彫刻を見ているうちに学芸員さんも彫刻に見えてくる。彫刻たちに見られて、自分のほうが鑑賞対象なんじゃないかと思えてくる。静寂が耳に痛い。 最初の頃の静謐というか植物的な人物像から段々生々しくなってくる。両性体のスフィンクスのように「異形」が表出してくるという感じ。一番最近の作品は裸婦像で、また雰囲気が違う。 そういえば過去2回見に行ったときも、当時の最新の作品は妊婦風だったりスフィンクスだったり、これまでの流れとは違う作品が出ていた気がする。そういうターニングポイントで毎回展覧会が開催されているのか、それともたまたま自分がそういうタイミングで見ているのか。
見終わってから隣の多々良沼公園を自転車でサイクリング。沼には冬鳥が飛来していて、冬本番になれば白鳥も来るらしい。もうちょっと暖かい季節ならどこかでお昼を買って芝生でピクニックもいいかもしれない。 駅に戻ってうどんを食べて(鬼ひもかわ、という幅5cmくらいあるきしめん?でものどごしが良くて美味しい)反対側の公園に行ったところで体力が尽きてこの日のサイクリングは終了。15kmくらい走ったらしい。 さすがに疲れた。
帰りにちょっと時間が余ったので日清製粉の「製粉ミュージアム」に寄ってみた。社会科見学にいい感じ。アンケートを書いたら試供品をもらった。 行った人のブログではCMに使われていたジブリデザインのネコのストラップがもらえるらしかったのだけど、私がもらったのはお好み焼き粉。ストラップはもう終わっちゃったんだろうな。
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