東京の片隅から
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午後半休をとって「黒衣の刺客」鑑賞。 「刺客」に「しきゃく」とルビが振ってあるのに大いなる違和感。「刺客」の読み方は「しかく」一択だと思い込んでいたのだが「しきゃく」でもいいらしい。でもなぁ、いいと言われても時代劇などでは「しかく」呼びが多い気がしていて、もやもやするんだよなぁ。 それはさておき。
侯孝賢初の武侠物、といっても侯孝賢だから当然アクションシーンはメインではなく、いつもの(笑)ロングショットと風景カットの多用、少ない台詞。 霧のかかる沼地、白樺の林、枯れ草のなびく草原、崖等、荒涼とした風景が素晴らしい。 無表情のヒロインの内心を風景や音で語らせる。 パンフレットを読まないと人間関係が分からない部分もあり、数少ない台詞と風景の行間を読みながら映像の美しさを堪能し、と、予想外になかなか頭を使う映画であった。
劇場はレディースデイということもあって若い女性が沢山いるのに、このスクリーンの平均年齢の高いことと言ったら(苦笑) アクションとかラブロマンスとかの「わかりやすく頭を使わない」映画が主流の現在の映画シーンでは受けないのだろうけど、こういう映画は、もっと広く、いや、狭くてもロングランで公開されるべきだと思うのですよ。つくづく見ないのがもったいない。
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