東京の片隅から
目次|きのう|あした
保育園でスズムシの話をしたら欲しいという人がいた。 飼ったことないというので買い方を教える。 時間のあるときに取りに来て、と家の場所を地図に書いて渡したのが数日前。 「土曜日に行く」と言っていたが、話しているときの相手の受け答えや声の調子からたぶん来ないだろうな、という予感。
そして土曜日。子どもはお客様を楽しみにしているが、なかなか来ない。粘土で遊んだり、クッキーを焼いたりして一日室内で時間を潰す。 結局、案の定彼女は現れず。 子どもはがっかりしていたが、親としてはそうだろうな、という気持ち。 話の流れに乗ってついうっかり欲しいと口にしてしまったものの、本心ではそれほど欲しくない。 断るのも、子どもの学年が違うので取り消しづらい。 うまくフェードアウトできないか、という雰囲気があった。 そんなものだ。
|