東京の片隅から
目次|きのう|あした
保育園で同じクラスのお母さんで今マタニティマークをつけている人がいる。 別に今に限ったことではなく、毎年誰かしらつけているのだが、それを見るたびに心がざわざわする。 率直に言うと、羨ましい。 医者から直接的に禁止されたわけではないが、今までの妊娠経過がすべて良くなかったこと、事実ふたり亡くしていること、助かった一人もNICUに何ヶ月もいたこと、自分自身もICUに入ったこと、姉のところの下の子が体が弱いこと、そうこうしているうちい40代に入ったことで、「何となく」もう出産はしない、という流れになっている。 自分でも、理性的に考えれば、もう妊娠出産はすべきではないのだろうと思う。 でも、チャンスがあれば生みたいと思う気持ちも、ある。 他人を羨む、苦しい気持ちが、消えない。 子どもは一人一人違う存在で、亡くなった子供たちの代用品ではないのだが、それでも「代わりのもう一人」が欲しいと思う気持ちはくすぶり続ける。 自分はおかしい。
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