東京の片隅から
目次きのうあした


2014年08月25日(月) 時代の差

通勤電車で前に立ったおばちゃんたちが「昔は共働きなんかしなくても平気だったのに、今の人はあれもこれも欲しいからお金が足りないんでしょ、贅沢よねぇ」「昔はお金がなかったらおかずだって少なかったわよねぇ」などと話している。
いや、たまたま目の前にいた他人の無責任な会話にそんなにエキサイトしなくてもいいんだけど、なんだか気分がむかむかしたのでちょっと書き捨て。

ねぇおばちゃんそれはちょっと違うよ。
確かに一馬力でも「生きて」いかれるかもしれない。
でも、おばちゃんたちが専業主婦やれていた時代と違うんだ。
自分たちが子どもの頃みたいにつんつるてんだったり穴を繕ったような服で学校に行かせるわけにはいかないんだ。
きょうだいいとこが少ないからお下がりも回ってこないんだ(笑)
昔と違ってディズニーランドなんていうものもあるんだ(無くても良かったのに!←爆弾発言・笑)
それに、中卒や高卒で入れる就職先は、昔よりずっと少ないんだ。
大学に行かないとエントリーすらできない仕事も多いし、進学するにしても自分が学生の頃と比べても大学の学費は上がっている。国公立でも学生がバイトで学費を何とかできる額じゃない。
消費税だって10%になるし、病院に行っても3割負担だし、自分たちの年金だって当てにならないんだ。

そもそも、スーパーに行っても、お総菜売場にいるのはおばちゃんばかり。
義父母の買い物を見ていても思うけど、「お金がなくておかずが少ない」のが嫌だったから今こんなにあれもこれもと買うんじゃないのかな?という気がするよ。

それに!
世の中の家庭全員が専業主婦じゃないから。
私自身が商店街で育ち、両親とも実家が商家、親戚も農家だったり商店だったりする環境なもんで、「お父さんがサラリーマンでお母さんが専業主婦」という環境になじみがない。
お母さんは家事もやるけど店番もする、従業員がいると経理も兼ねている存在。友達の家でもお母さんがメイン配達部隊だったりしたんで、どういうかたちであるにせよ働くのが当たり前だと思っている。
そもそも、目の前のおばちゃんたちは、旦那が健康だから専業主婦に疑いを抱いていないんだろうなぁと思う。
旦那がいきなり死別や離別や病気で働けない状況になったらいきなり詰む。
うちの父がそう。高3で祖父が倒れて下に弟妹はいるし自営業で従業員はいるし、で、進学をあきらめて家を継がざるをえなかった。
持って生まれた性格の向き不向きもある。育児休業期間中に自分に専業主婦は向かないというのを痛感したんで、たぶん私は働き続けるし、この目の前のおばちゃんたちとは一生わかり合えないだろうし、働くことに理解のある姑で良かったなぁと思う。


はる |MAIL