東京の片隅から
目次|きのう|あした
風はあるが暑い。湿度が低いのがまだ幸いか。 頭がぼんやりして、思考が働かない。 夏、道場で関節を固められているのに睡魔が襲ってくる、あの感覚が蘇ってくる。 体と空気の境界が曖昧になってどろりと溶けていく感じ。 どんなに心が疲れてるときでも痛覚だけは最後まで残るのに(だから爪を噛むのだけど)、最後はそれすら薄まっていく。 組む相手との境界線もあいまいになって、頭の中は白く、でもどう動けば相手の関節を確実に固められるかはわかる。 弛緩しつつ力を入れて、伸ばした手の先の空間にさらに手の感覚が広がる感じ。 下手くそだけど、体力なくてすぐに熱中症で休憩させてもらっていたけど、あの感覚は嫌いじゃなかった。
まだ道着は捨ててない。もう体はついて行けないとわかっているのだけど、ときどきまたやりたいな、と思う。
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