東京の片隅から
目次きのうあした


2014年07月03日(木) 正しく伝えると言うこと

ちょっと前の外電で、動物園のヨーロッパオオヤマネコの檻に野良猫が餌目当てで通ってきて仲良くなっている、というニュースがあって、全般的には「いい話」になっているんだけど、どうしてもいくつか引っかかってmixiで呟いたらずいぶん炎上した模様(苦笑)
引っかかった点というのは2つ。

1.翻訳
「ロシアのセントピーターズバーグの動物園」と最初は書かれていた。一般的な日本語表記は「サンクトペテルブルグ」。わざわざ「セントピーターズバーグ」としたのは、ライターの知識がなかったのか、それともわざとなのか。
英語の猫もののサイトから拾ってきたらしい記事だったから、たぶんグーグル先生か何かで下訳したのをそのままにしちゃったんだろうなぁと推測される。
で、ここを指摘したら「ヌコがかわいきゃいいんだ、地名なんてそんなの関係ねぇよ」みたいなレスをいただいたんだけど、そこは違うと思う。
この記事読んで現地に飛ぼうという人はほとんどいないと思うけど、読んでわかるように、地名表記は少なくとも既存メディアの表記に合わせるのが普通というか無難じゃないかなと。(外務省関連はまた別の基準があるのでそこは置いておきます)
例えば舞台がモスクワだったら「モスコー」じゃなくてちゃんと「モスクワ」と書くだろうし、ドイツだったら「ジャーマニー」じゃなくて「ドイツ」と書くと思う。
知らなかった、という言い訳も正直厳しい。小学生の使う地図にも書いてある大都市だ。実際に知らなかったとしても文字を飯の種にしているなら「セント」「ピーター」がロシア語っぽくないな、という勘が働いて欲しいと思う。

ちなみに、この関連記事も「ヨーロッパヤマネコ」と書いてある記事と「ヨーロッパオオヤマネコ」と書いてある記事が混在しているのだが、それぞれ違う動物なんで、そこらへんも突っ込みたいと思う。画像を見る限りオオヤマネコっぽいが。

2.そもそも野良猫がうろうろできてよいのか
今すぐ絶滅する恐れがないレベルとはいえ、少ないことには変わりない。
入り込んだ野良猫が万が一猫エイズなどの感染症を持っていて、それに感染したらどうするのか。飼育員のクビが吹っ飛ぶ事態になるだろう。
鳥インフルエンザの例もある。
今回は何事もなかったので「いい話」になっているが、ただのほのぼの話ではなく、動物園の役割も含め、ちゃんと考えなければならない問題だと思う。


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