東京の片隅から
目次|きのう|あした
猫の額ほどの庭がある。通路になっている部分にいつの間にかどこからか芽が出てくる。 今一番多いのはスミレ。 あとは綿毛で飛んでくるキク科の何かと、シダ。 植物が生えると、動物が住み着く。 ジグモ、ナメクジ、ダンゴムシ、アリ、ヤスデ。 そういうものはわりと放置しているのだが、夜盗虫の幼虫が大発生した。 駆除するために割り箸を持って庭へ。 目を凝らして見る。 最初は何も見えない。 そのうちに急に「見えて」くる。カメラがズームになったかのように、世界の見え方が変わる。 上からただ見ていたスミレの葉は立体的に盛り上がりジャングルのように。 動かない植物、その中を歩き回る虫たち。 1匹1匹つまんで駆除しながら、蜂などの補食する側の昆虫や鳥の視点はこういう感じなのかな、と思う。
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