東京の片隅から
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| 2014年04月04日(金) |
生まれてこなかったあなたへ |
イタリア文化会館でのシモーナ・スパラゴ氏講演会「生まれてこなかったあなたへ」に参加。
会社帰りに神保町で降り、捜し物をいくつか。アタリをつけて見に行ったんだけど、どこにもないという状態。週末に近所で探すしかないか。
イタリア文化会館は九段下にある。神保町からぶらぶら歩いて向かう。駅周辺は夜桜見物の花見客だらけ。自分だけがそこはかとなく場違いな気がする。
講演会は通訳を挟みながらなので、少しまどろっこしい。そしてたぶん100%じゃなくて要約している感じ。 著者本人が「ルーチェ(主人公)と私はイコールではない、作品はフィクションである」ことを何度も言っていたことからすると、あちこちで同一視されたのかなぁと思わされる。別存在であると言われていてもどうしても重ねてみてしまうのが人間で、最後のQ&Aで本人の事情が明かされたので、そこでやっとご本人とルーチェを切り離せた。 本人にとっては書くことが癒しであること、自分の体験そのままでないから(近い体験はしているが)書けるのだろうと思う。 私は「誰も知らないわたしたちのこと」を自分の物語として捉えたけど、著者の話を聞いてみると、彼女にとっては他者の物語であってフィクションである、ということを感じた。 自分の心を癒すのは結局自分でしかないこと、どんなに近しい感情を抱いても他者は他者なのだという断絶をより深く感じた次第。 来場者はライターやマスコミ関係、テーマの関係上医療者が多い感じ。私のような実体験者と思しき人も何人かちらほら。
講演会の帰りもまだ夜桜見物客が出ている。桜は綺麗なんだけど、どうもじっくり見る気分でなく、何となく沈んだ気分のまま帰宅。
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