東京の片隅から
目次きのうあした


2013年07月10日(水) 「貴婦人と一角獣」展

午後休みを取って新国立美術館の「貴婦人と一角獣」展へ。
会期末ということもあって、平日でもそれなりに混んでいる。
とはいってもよくある有名絵画展などの混雑度からすれば「空いている」といえる。
展示物が大きいので、至近距離に寄りっぱなしと言うことがない。全体を見るためにはかなり下がらなければならないので、みんな適度な距離を取って見ている。
会場のおしゃれ奥様度が高い。もともと美術展はそういうものだけど、題材がロマンチックだからか。
そして、イヤホンガイド率が高い。
説明が必要な題材であること、「マルテの手記」の朗読が入っていることもあるのだろうけど、それだけじゃないらしい。
なんでも、このタペストリーの一枚「我が唯一の望み」が、最近のガンダムに出てきたらしい。飾っていた家の名前も本来の発注者と同じ「ヴィスト家」。脚本家趣味だな・・・。
しかもイヤホンガイドのナレーションの一人がシャアの声優。絶対狙ってる。まぁ、でもそういう不純な動機でもきっかけになればいいのかな。

メイン展示物の「貴婦人と一角獣」は巨大なタペストリーのシリーズ。
人間の五感、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を表したものと、最後の「我が唯一の望み」。
この「我が唯一の望み」の解釈については様々あるようだけど、発注者の真意が分からなくてもその美に浸るだけでいいんじゃないか、と思う。
実際、そのタイトルだけじゃなく、家の紋章が実際のルールに従っていなかったり、柄の向きが違っていたり、他にも色々と謎はあるよう。

それにしてもタペストリーの保存状態がすばらしい。室内に掛けてあったからなのか褪色が少ない。一番下の部分はやや色あせているのか?それとも天然染料の染めムラか?若干色違いを感じるところもあるが、完成からの年月を考えると、誤差の範囲。
重量物を壁に掛けるという用法の関係上画面が立て伸びしてしまっているが、織りの技術もすばらしい。おそらく下絵の段階からと思われる獅子の変顔はご愛敬(笑)貴婦人のダマスク織りの衣服やテーブルクロスも、ちゃんと陰になるところは色を変えてある。
しかしこの見上げるだけで首が痛くなるようなタペストリーを飾る城っていったいどんなスケールなのか。

タペストリーの織りの技法や服飾、背景に描かれた動植物についてもきちんと説明コーナーがあり、展示点数が少ない分をカバーし、分かりやすい展示になっていた。
クリュニーでも見たいなぁ。あと20年くらいあとになりそうだけど・・・。

見終わった後秋葉原に出てヨドバシカメラの上でタワーレコードと有隣堂をハシゴ。CDと買いそびれていた雑誌を買い、催事コーナーで扇子を買う。マッサージにも心惹かれたんだけど、時間が足りず見送り。
そのあとトリムでユニクロと無印と鎌倉シャツをハシゴするも、収穫なし。(これは痛い)
スタバでお茶をする時間だけ何とか確保して、駆け足で帰宅。


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