東京の片隅から
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2013年06月25日(火) 「渡りの足跡」梨木香歩

梨木香歩「渡りの足跡」読了。
鳥の説明が注釈できちんと示されているのが良い。
できれば鳥の写真がついているともっと良かったのだが。私は生物部の時の知識でだいたいわかるが、一般の人にはわかりにくいと思う。
場所もしかり。巻末におおざっぱにでも地図を載せ、主な地名を書くだけでもずいぶん助けになるのでは。
読む側に余分な知識を与えたくない、普遍的な物語にしたいという書き手側の意図なのかもしれないし、今はインターネットで簡単に地図も写真も検索できるが、やや不親切な印象もある。
梨木さんの読者がみんな彼女のように生物の知識があるわけではない。(一般的なレベルから言えば高めだとは思うが)

対象物に入り込みすぎない、でも愛情のある抑制された文章はいつものとおり。
翻訳じゃないんだけど、いちどフィルターを通したような文体だと思う。


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