東京の片隅から
目次きのうあした


2013年05月09日(木) 女性手帳のこと

「女性手帳」なるものを政府が作って強制配布するというプランがあるらしい。
なんだか違和感があったので、なぜ違和感を感じるのか、解決策は何なのか、をつらつら考えてみた。

まず、「女性手帳」という名称への違和感。これはインターネットをいろいろ検索していたときに「母子手帳の内容が元になっていると思われるので、おそらく非妊婦にも配布するものだから『女性』に名前を変えればいいや、くらいの気持ちで、おそらく深いことは考えていなかったのでは』という意見があり、その意見が自分には一番しっくり来た。

そもそもなんで女性にだけ配布するのか、という疑問。
最近は父親手帳なるものもあるけど(母子手帳と一緒に配布された)、まーさんは読んでない。というか渡してない(笑)。そのかわり、折に触れて、今こういう感覚、こういう変化が起こっている、そういう説明はした。
まぁ書いてあっても男性は自分の体に直接何かが起きているわけではないから、実感が湧かないと思うんだけど。

義務教育過程できちんと教えるべき、という反論。これは当然そうだと思う。
私が小学生の頃のように保健体育の授業で女子だけ集めて生理のことを教える、みたいないびつな話でなくて、本来は男女一緒に教えるべきだと思うんだよね。
妊娠・出産の科学的なメカニズム、どういう変化があるのか、そのための対処法など。女子だけ知っていても意味がない話で、むしろ男子にこそ知って欲しいと思う。
ここで先生が教えるのが恥ずかしいなら、地域の医師会から産婦人科の先生や保健師を講師として呼べばいいと思うんだ。
で、ここで必要なのは、職業教育とのリンクだと思う。どういう人生を送るか。制度としてが産休育休があること、でも非正規雇用などではそういうものが取りにくいこと、自分の将来の職業をどうするか、人生設計をどうするか。そういうのはもう小中学生でも考えていなければならないと思う。実際にその通りに行くかは別なんだけど、「考える」行為が重要。

歳を取ったら卵子が老化して妊娠しにくくなるなんて教えてくれなかった、という意見はちょっと不思議だった。だって明らかに20歳の頃とは自分の体は変わってるよね。飲み過ぎた後の回復が遅いし化粧ののりも悪いし(笑)
それに、子どもが成人するときの自分(夫)の年齢から逆算したときに、出産限界年齢は自然と導き出されてしまう。

20代で出産できれば一番いいんだろうけど、大学在学中にそんなヒマはないし、1年余計に学費がかかると思ったら親に申し訳なくてそんなことはできない。それに、就職活動の段階で留年した子持ちの新卒を雇ってくれる会社もなかなかないと思う。
じゃあ就職したらできるかっていうと、就職したてはそれどころじゃないし、そもそも同世代の男子はまだ結婚する気がない人が多いしねぇ。

結局いろいろ考えた結果、導き出した結論は、厚生労働省はもっと他にやることがあるんじゃないだろうかと。
そしていろいろお膳立てしてもどんなパンフレットを配布しても、読まない人は読まないんだよね。


はる |MAIL