ご年配のお客様が化粧石鹸を買おうかどうしようかお迷いです。
なんでも「自分は足が不自由で外に出られないのでヘルパーさんに買い物を頼むのだが、3個ずつ買ってきてもらってもすぐになくなる。かといって、100個セットを買って、86歳の自分が死んだ時、親戚の若いもんたちに『あのばあさん、石鹸一杯残しよって』と陰口を叩かれるのもしゃくに障る」とのことでした。
大丈夫ですよ。
ご自宅の電話番号もすらすらときちんと話されますし、自分が死んでからのことをきちんと心配できるんですから。
もっと、もっと長生きしてくださいね。
足が不自由なのは歯がゆいでしょうが、お買い物のアドバイスなら私が一生懸命させていただきます。
ちょっと、目頭が熱くなる電話でした。
普段はヘルパーさんが世話をしてくれるけれども、お葬式の時には来る親族がいらっしゃるのですね。