この春、高校生になったばかりの娘が、お父さんとソファに並んでテレビの増毛のコマーシャルを見て突然叫びました。


お父さん、これで禿げたら一緒に歩いたらんよ！！


娘はいつも「お父さんなんか、嫌い。｣とか「汚い！」と言っている割には、不思議なことに、お買い物に行く時には、お父さのおなかに手を回してしがみついてオートバイに乗っているし、美容院に二人で腕を組んで出かけたり、スーパーでは父娘で手を繋いで歩いたりしているのです。


自分の１５歳の頃は、絶対にそんなことは有り得ませんでした。
なにせ、父親は私にとって汚物そのものでしたから。


もしかすると、娘の本心は、お父さんの事が大好きなのかも知れませんね。
でも、そんなお父さんが未だによその女の人と連絡を取り合っていることも気付いている娘。携帯をサイレント設定しているだけで充分怪しいのに、着信ランプが点滅しても出ないんだもの。バレバレです。こんな可愛い子がいても、女の力は強いですね。いえ、女の下半身の力は可愛い娘よりも強いですね。


娘の気持ちを思うと何だか不憫です。