桜桃日記 ami
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2005年01月23日(日) キスの思い出。


最近急に昔のことを良く思い出すようになりました。
忘れていた昔付き合った男の人のこと・・・。
だいたい、「付き合った」ってどんな状態のことを言うのでしょうか。
二人っきりで一緒にどこかに遊びに行ったら?
何度も二人で遊びに行ったら?
手を繋いだら?
キスしたら?
それともHをしたら?


今までに親にまで紹介した男性はに4人。
それが多いのか少ないのか。
そのうちの二人とは2年付き合い、親に紹介した後消滅。
今思い返すとみんなどんぐりの背比べ、甲乙付けがたく、上、中、下で分けると最低ランク。なぜそこに行くかと他人がいぶかしがるくらい変な奴を好きになるのが私の欠点。


すっかり忘れていましたが、そんなことを思い巡らしていたら、今まで生きてきた中でのキスの思い出が蘇ってきました。


OL時代に得意先の妻帯者の営業マンの事が大好きになり(当時先方28歳)自分からアプローチして、一度っ切りのデートを実現させたことがあります。彼にムードのあるお店でご馳走してもらって、その帰りに薄暗い公園をふたり手を繋いで歩きました。その時、どうしても我慢できなくなって、自分から「キスして」と言いました。でも、本当は彼も私を抱きしめたくて仕方が無い素振りでした。多分あの瞬間だけは二人の気持ちがひとつになっていたと思います。恐らく、本当は二人とも次の段階に進みたいそんな欲望にかられた一瞬だったと思います。でも、寸前のところでお互いにブレーキをかけ、キスだけでそのまま帰宅の途につきました。
その後も職場で会うたびにお互いに意識し合ってドキドキ、顔は火照り、口から心臓が飛び出しそうでした。お互いに理性が働いて、2度と外で会うことはありませんでしたが、今でもきっと本当は二人とも好き同士だったに違いないと思っています。ただ、気持ちを抑えただけ。それだけのこと。


もうひとつ、一度っ切りのキス。
自動車学校の教官(やはり妻帯者)にもキスをされたことがありました。
あの時も不思議と全然拒否せず、素直に受け入れて体を任せる自分がいました。胸板は厚く、でも私の体の寄せ方がとても自然で優しくて、唇の使い方は強すぎず弱すぎず、多分、私の一生の中で一番キスが上手な、とろけるようなキスをした人。でも、車校中も卒業した後もそれっきり、何もありませんでした。なぜ、あの時、彼のキスを受け入れたのか、今でも全くの謎です。



そして、ひとつ。新入社員の時のことです。忘年会の帰り道、職場の上司で定年退職を控えたつるぴか親爺(妻帯者、孫有り)に腕を掴まれて暗い路地に引っ張り込まれて「amiちゃん、お願い、キスさせて!」と言われたこともありました。でも、その時は酔っ払いを突き飛ばし、脱兎のごとく逃げ去り、何とか難を(?)逃れました。


でも、一番の未遂は18歳で初めて付き合った男の人。相手は3歳年上の21歳。場所は何度かのドライブの後の見晴らしの良い夕暮れの公園の駐車場。
彼が「車のシートを倒さない?」と、私に半ば覆いかぶさるような形で助手席のシートを倒そうとしたところで、うぶな私は「何をするんですか、止めて下さい!!」と大泣きの大暴れ。その後、二度と彼からの誘いに応じることもありませんでした。すごく優しくて良い人だったのにね。若いと言うのは恐ろしい判断ミスをしでかします。
その2年ほど後、偶然彼が見知らぬ女の人と嬉しそうに赤ん坊を抱きながら歩いている姿を見かけました。もし、あの時、私が素直に車のシートを倒していたら、もしかしたら、あの人の横で赤ん坊を抱いていたのは本当は私だったりして・・・などと、思いはどんどん巡ります。




面白いですよね。別にHをした訳でもないのに、たった一度のキスをこんなに鮮明に覚えているなんて。何故とっくに忘れていた遠い過去のことを急に思い出すのでしょう?恐ろしく全身の調子が悪いので、もしかしたら、死期が近いのかも・・・。
昔はあんなにドキドキすることがいっぱいあったのに、最近、本当に胸がキューンとすることがなくなりました。
こうしてどんどん老けて、やがてお迎えが来るのですね・・・。







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