桜桃日記 ami
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2005年01月13日(木) 名古屋市財政「重病」のため観劇廃止


 国民健康保険(国保)加入世帯のうち、三年間にわたって診療を受けずに済んだ“医者いらず”の世帯を観劇に招く名古屋市の事業「健康をたたえる会」が新年度、廃止されることになった。四十年以上続いた全国でも珍しい事業だったというが、財政難が理由。年間約千二百万円の経費節減となり、浮いたお金は各種検診など病気予防事業に充てられる。

 この事業は一九六三年度にスタート。
 対象世帯は例年三千五百程度で、市内の国保加入世帯の1%弱にあたる。

 昨年は、十一月上旬に中区栄の中日劇場で開催。吉幾三さん主演の芝居「人情喜劇・お母ちゃんがいっぱい」と歌謡ショー「旅人の歌声がきこえる」の二本立てで、対象世帯の約四割にあたる約千三百世帯の千四百人余が楽しんだ。

 市健康福祉局は「一定の役割は果たした。苦しい予算のやりくりのため、やめざるを得なかった」と話している。

中日新聞
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世帯全員が前年度までの過去三年間、一度も診療を受けなかった場合、毎年一世帯につき二人まで、市内の劇場に招待される。こんな制度があったのですか。
私は自営業扱いで国民健康保険料を支払っているのですが、一度も観劇に招待されたことがありません。
と言うより、私の場合は毎月いくつもの科を掛け持ちで受診しているので、過去3年間世帯で病院に掛からない家庭が1%弱いらしたことに驚きです。
3年間、世帯全員が歯石の除去も行わない、そんな健康な方が世の中にいらっしゃるのですね・・・。
それにしても、そのご褒美が吉幾三の観劇とは余りに趣味が偏っていて気が利かないですね。
もし、私がその該当者なら、その観劇分のお金もしくは、金券、ギフト券等、自分で自由に使えるものをいただいた方がはるかにうれしく思います。
何はともあれ、1%弱の世帯の方々、お疲れ様でした。
観劇がなくなっても、これからもお元気でお過ごしください。







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