忘れていたことを、ひと様の日記を拝見して急に思い出すことがあります。きょうもそんな日でした。
人生の中でたった一度だけ夫の職場の部下に頼まれ仲人をしたことを思い出したのです。しかし、残念ながら、それは今となってはあまり良い思い出にはなっていません。
仲人って引き受けてから分かったのですが、結構面倒な仕事ですね。
事前に式場に足を運んで式場の担当者との打ち合わせも必要ですし、当たり前のことですが当人たちとも打ち合わせをしなくてはいけません。
そんなことは引き受けた以上は覚悟しなければいけないことなんでしょうが、私がいまだに不満に思っていることは、あんなに苦労したのに写真の1枚もいただいていないことです。
式場の美容室で髪をアップにセットし、夫婦で留袖とタキシードをレンタルし自分たちにも結構なお金を掛けさせていただきました。式の前の両家の顔合わせ、結婚式、披露宴でも一役買わせて頂きましたした。親戚、友人一同と集合写真も撮りました。披露宴でも花嫁、花婿の横に座って色々お世話をさせていただきました。でもその間、いえ、式の前にも披露宴の後にも両家のご両親から一切何のご挨拶もありませんでした。
ちょっと礼儀を欠いた親御さんたちだと思っていたら、その子供たちからも何のお礼も無く、勿論集合写真も、個人で撮った写真も1枚もいただいていません。あんなに大変な思いをしたのに何の形も残っていないのです。自分たちの写った写真も、新郎新婦の写真もたったの1枚もいただいていないのです。
なので今でも仲人と聞くとなんだか苦い、重たい気持ちになってしまう私です。いくら予算が無いからといっても頼んだ以上は最低の誠意を見せるべきだと思うのですが、そういう気に親子共々でならない人たちみたいですね。
仲人はボランティアだと良く聞きますが、それもやっぱり程度問題でしょう。せめてもの救いは、こんな私たちに仲人を依頼して、まるで神田正輝、松田聖子に仲人を頼んだように縁起が悪くなってしまったことでしょうか。ども、失礼!