桜桃日記 ami
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2004年08月21日(土) 姑心


今日、地下鉄で4〜5歳の子供たちがお揃いサッカーのユニフォームを着ている集団に出会いました。あの年頃は、男の子の方が純朴で、女のこの方がちょっとおませで生意気ですね。
口角に唾を溜めながら、一生懸命、今日の出来事を母親らしき人物に話す男の子を見て、そのあどけなくて真剣なまなざしがあまりに可愛らしくて、おばはんは、思わずあともう少しで他人の子供にハグハグするところでした。


思い起こせば、子供がまだゼロ歳児の頃、保健所の検診で仲良くなった男児の母親が「こんなに一生懸命、夜中も起きて、ミルクを作って、オムツを替えて、子育てをしているのに、こんなに可愛い子をよその女の子に盗られるなんて考えられない。」などとこぼしていました。
その時は、そんな彼女を見て「この人は二十代にして、もう既に姑根性丸出しで嫌だわ。こんな姑のいるところには、うちの可愛い娘は絶対に嫁がせられない。おお怖。」などと、その姿を横目で見ていました。


でも、今日、あんなに可愛い男の子たちの集団を見たら、「一生懸命育てた可愛い息子を嫁に盗られたと思う姑の気持ちも分からんでもない。」と思ってしまった娘の母でした。
ああ、姑心・・・。










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