桜桃日記 ami
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2004年02月27日(金) オウム松本被告に死刑判決


朝からテレビではひっきりなしにオウム裁判とこれまでの事件について放送していた。
一番腹立たしかったのは、松本被告よりも弁護団の方だ。
ほとんど、口を開かない、真実を述べようとしない松本被告を弁護し、死刑判決を不服として判決後、直ちに控訴した。
もし、松本被告が言いたいことがあれば法廷で何か語るべきだろう。
それすらしない者を弁護する必要がどこにあるのだろうか。

『弁護団』、『弁護士』とは、一体何なんだろう。
オウム事件に限らず、今までの色々な事件を見ていると『弁護士』は、到底被告の「不当な判決を受ける恐れのある被疑者を救済、弁護する者」とは思えない。
辞書で調べてみた。
すると、弁護士とは「当事者その他関係人の依頼または官公署の委嘱によって、訴訟事件・非訟事件・行政庁に対する不服申し立て事件に関する行為、その他一般の法律事務を行うことを職務とする者。」(三省堂提供「大辞林 第二版」よりーgoo辞書による)と有った。
なるほど、弁護士の仕事は決して真実を追究する仕事では無いのだ。
曲解すれば「本当は犯人だと確信していても、検察官(犯罪を捜査し、公訴を提起して、裁判の執行を監督し、また公益の代表者として法律によって与えられた権限を行使する国家機関。検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事に分かれる。ー三省堂提供「大辞林 第二版」よりーgoo辞書による)の弱いところを付いて、無罪に導く、導けた者が敏腕弁護士となるのだ。
つまりは、本当は犯人であっても、口の上手い弁護士に掛かってしまえば、事実が捻じ曲げられることも充分有りえるのだ。
なんだか、とても怖い。

松本サリン事件の時もマスコミの報道(警察の発表)で、私たちはすっかり河野義行さんを犯人だと信じて疑わなかった。
当時うちが取っていた中日新聞には「河野さんが自宅庭で薬品を配合していて誤ってサリンガスを発生させてしまった」旨の記事が掲載されていた。
が、あの時すぐにワイドショーでは科学者が「サリンは決して一般家庭で作れるものでは有りません」とも述べていた。
もし、警察なり新聞社、放送局が少しでもサリンのことを調べていれば、決して河野さんを犯人扱いすることは出来なかったはずなのに、私たちは短絡的に報道を鵜呑みにし河野さんを犯人扱いした。

そう考えると、今ももしかしたら私たちは誰かにマインドコントロールされたまま、まるでお釈迦様の掌(てのひら)の上で遊ばれている状態なのだろうか。
実は、私たちこそがマスメディア等によって「『オウム信者たちがマインドコントロールされている』と思うようにマインドコントロールされている」のかも知れない。怖い。





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