桜桃日記 ami
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2004年01月30日(金) 記憶から削除したい話。


人間を半世紀近くやっていると、時にとてつもなく恥ずかしい経験をするものだ。
できれば、記憶から削除したい。
けれど、そんな暗い過去(!?)ほど、いつまで経っても脳裏に焼きついて離れない。皮肉なものだ。



お友達から聞いた話。
お友達同士で、ラーメン屋さんに行った時のこと。

「タン麺」と「ちゃんぽん麺」を注文しようとして、間違えて

タンポン麺くださ〜い!

とやってしまったそうだ。
一瞬、店内にはシーンと妙な静けさが訪れたらしい・・。
その後、必死で「あっ、取り消します。間違えました!!」とやっても後の祭り。
オーダーした品をゆっくり味わうゆとりも無く、そそくさと平らげて大急ぎでその店から退散したとのことである。



でも、私はもっと恥ずかしい話がある。
友達と学校帰り、いや正しくは経理事務の職業訓練校帰り。
当時、花も恥らう(!?)23歳。私の一生の中で一番美しかった(?)頃。
話に花が咲いていた。
何の話かは全く覚えていないのだが、とにかく楽しかった。
だが、まずいことに、私はその時、腸の具合が少し悪かった。
下腹部の芯で、ゴロゴロいっているのが自分でも分かった。
がしかし、そこはうら若き乙女。
一生懸命、ガスを我慢していた。
まさか、お友達の前で放屁するわけにはいかない。
もう1度繰り返す。
今はその名残さえ薄れているが、その頃私は結構可愛いかった(自称)
そんなお年頃のお嬢さん(!?)が人前で放屁など出来るはずも無く
顔で笑いながら、体は一生懸命ガスと戦っていた。
なんとか放屁をこらえていた。

が、しかし、時期は突然訪れた。
友達が面白いことを言った一瞬、私の緊張がほぐれた。と同時に









ばっほ〜〜〜ん!!





ああ、今思えば我慢せずに小出しにしておけば、
あんな爆音にはならなかったのに・・。
今更ながら、悔いが残る。

時は残酷だ。
やり直したいと思ってもやり直しは利かないのでR。






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