桜桃日記 ami
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2003年11月13日(木) お気に入りのスタイリストさん。



私のお気に入りの美容師さんが、最近ファミリーから独立して自分の店舗を持った。
私の好みをよく分かっててくれて、「黙って座ればぴたっと当たる。」占いのように、黙って椅子にすわるだけで、お気に入りのヘアースタイルに仕上げてくれる。
まぁ、要するに、おしゃれで、軽い感じに・・決して、間違っても年相応のおばん臭い(もはや死語!?)ヘアースタイルには、しやしないのでR。

そして、また彼は黄金の親指の持ち主。
マッサージが特上。
美容師さんのマッサージってツボをはずす人が多くて嫌なのだけれど、彼はマッサージまで、黙っていてもぴたっと人のツボに親指が吸い付いてくる。

おまけに人柄も良い。
おしゃべり過ぎず、寡黙すぎず、程よいトーク。

なので、少し料金はお高めだけれど、彼が修行からファミリーに戻ってきてからは、ず〜っと通わせていただいている。

そんな、彼が開いたお店は「家内工業美容院」
つまり、彼と、彼の奥さんの二人だけで経営する美容院になったのだ。


店を訪れると、まず彼の奥さんが受付をしてくれる。
まず、そこからなんとなく気まずい←もちろん、そんなことを思っているのは、私だけなのだが・・。
カットをしてもらっている間のトークも、何だかぎこちない←もちろん、これも私だけなんだけど・・。

一番不愉快なのが、彼と話している時に、ぴったりと奥さんも横に張り付いていて、二人の会話に入ってくること。

仕方ないから、

優しいご主人でいいですね。

とゴマすっといた。

そしたら、奥さん、ぬけぬけと

「いつも『優しい』で、一度も『かっこいい』って言われたことないんですよ。」と言ってくれた。

「なんだよ〜〜、気に入らなきゃ、私がもらっちゃうぞ!」と言いたいところをこらえて、「え〜〜 とっても優しくて、とってもかっこいいですよ〜。」と言っといた。

も〜〜、なんで客がこんなに気を使わなきゃいけないんだろ?






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