桜桃日記 ami
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2003年07月16日(水) 痴漢の思い出。



今日のニュースを見ていたら
「地下鉄で女性の下半身をカメラ付き携帯電話で撮影した、痴漢えん罪被害者代表が盗撮の現行犯で逮捕された。」とのことだった。

ああ、そういえば、うら若き頃は、電車に乗ると何故か友達の中で一番私が痴漢に遭う確立が高かった。
友達からは「電車に乗っているときの顔が隙だらけ。」だの「緊張が足らない」だの言いたい放題言われていた。

私は、「友達より、私のほうが可愛いから(過去です)」とか「おとなしそうに見えるから」などと、勝手に良いように解釈していた。

けど、30過ぎて段々可愛げも無くなって来てもやっぱり、電車やエレベーターで痴漢に遭遇していた。
要するに「下半身デブ」で触りやすかっただけのようだ。
そのパターンをいくつかに分けてみた。

痴漢パターン1
 満員電車で、下半身を異常に接近させてきて腰をふりふりする。→周りの人皆気付いてるはずなのに誰も助けてくれない。→仕方ないから、私はハイヒールの踵で思いっきり相手の足を踏んづけてやる。

痴漢パターン2
 満員電車で、どさくさにまぎれて少しずつこちらのスカートをたくし上げ、最後は下着にまで手を突っ込もうとする。←満員なので最初は電車の揺れで気付かない。少ししてスカートをめくられているのに気付く。→私はその手を思いっきりつねってやる。

痴漢パターン3
 満員電車で、出入り口の角に押しやられ上から覆いかぶされ動けなくされる。→私は「助けて!」と叫ぶ。

痴漢パターン4
 満員電車でジャケットのポケットに忍ばせておいたバイブレーターを私の臀部に押し付ける→私は「びっくりするじゃない!」とオヤジに怒る。その時のポケットはオヤジの手が入ったままで尖っていた(怒

痴漢パターン5
 エレベーターにひとりで乗ったとき、扉が閉まる直前に男が飛び込んで来て一物を放り出し、こちらの手を引っ張って「ねぇ、触って。触って」と言う。→私は非常ボタンと一番近い階のボタンを押し、止まった所で大声で「痴漢です!!警察を呼んで下さ〜〜い!!」と叫ぶ。→110番して警察官が最寄の交番から自転車で来るまでに40分程掛かる。→警官は被害届けも事情聴取も何も無しで面倒臭そうに帰る。


で、私の人生最大の失敗は、
パターン3の被害に遭っている最中に、近くに居た男性が「僕と場所を代わってあげましょう」と言ってくれたこと。
愚かにも、私はその場でその方にお礼を言った切りで終わってしまったのだ。
御年二十歳のうら若き乙女の大失敗。
そんな優しくて正義感溢れる人を逃してしまったなんて、もったいない。
うん十年生きてきて、後にも先にも痴漢に遭ってた私を助けてくれた男性はその方ただひとり。

あと3年遅かったら、絶対に「ありがとうございます。今度改めてお礼をしたいので連絡先を教えていただけますか?」と聞けたのに。

あ〜 逃がした魚は大きいわ。今時困ってても誰も助けてくれやしないのに・・。

 




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