今日、仕事でその店に行ったら、思ったとおり潰れていた。
母親から譲り受けて1年しか持たなかった。いや、よく1年も持ったと言うべきか・・。
母親がやっているときには結構人が入っていたのに、息子に代わってから一気に人の入りが悪くなっていた。
常連さんもうんと減ったようだった。
店主が代わるだけで、こうも客の入りが変わるとはびっくりだ。
まず、一歩店に入ったときから良くなかった。
「いらっしゃいませ。」の声が聞こえなかった。
そして、店主の笑顔も無く、目はよどんで覇気が無かった。
トイレも全然掃除が行き届いてなくていつも汚れていた。
動きも鈍くまるでいやいや店をやっているようだった。
そんな風だから、店全体が重苦しい雰囲気だった。
客足が遠退くのも当然のことだろう。
客は甘くない。
店主の心を見抜いている。
今日張り紙があった。
3月31日を持ちまして、閉店しました。
きっと母は泣いているに違いない