安心毛布
    

2002年05月06日(月) 死を感じるということ

出勤すると、社長の娘さんが今朝亡くなったと知らされた。
急性白血病で3年くらい闘病していたらしい。
私は2〜3度ほどしか顔を合わせたことがないので、ここでもやっぱり実感がない。ただ、社長が方々へ電話をして最期の様子を伝えるのだけど、それを聞いていると痛ましく思った。
体中の血管が破れて皮下出血の状態なので、まるで別人。弟である専務は、まともに見られなかったと言っていた。顔をぱんぱんにして、溢れる鼻血が止まらない娘に社長もこれ以上頑張らせることは出来なかったようだ。病院側の延命処置の申し出は断わったらしい。

顔を合わせたのは数回だけど、私の周りには娘さんの仕事の痕跡がたくさんある。
私が娘さんの後任だからだ。
今座っているこのイスも、今叩いているこのキーボードも、今見ているこのモニターも、彼女が使っていたそのままだ。それでもやっぱり、娘さんの死を身近に感じられない。
なにかが私の中で麻痺してるのかな?

11:32 02/05/06

2001年05月06日(日) エレベーターを降りる時の作法