安心毛布
    

2001年09月12日(水) 思ったこと

世間を騒がせているアメリカのテロ事件。
女子中学生を拉致した教師も、狂牛病も、すべてが霞んだ。
でも、ゆんの職場は宅配牛乳の会社だから、狂牛病が最大の事件。そのせいで、契約を断ってきた顧客もいる。牛乳や乳製品からは感染しないのに・・・

テロに関しては、専務の口から冗談で残りのハイジャックされたままの旅客機がお前の家に突っ込んでくるぞ、という話が出るくらい。
ゆんとこのBBSでも「現実味がない」「映画のような感じだ」なんて正直な書き込みがあったけど、それがホントのとこだと思う。
遠い国のことだから? 海の向こうのことだから? いえいえ、結局は自分とは関係がないから。
同じ国で起こった阪神大震災も、遠いことだと思ったでしょ? 神戸市の隣に住んでるゆんでさえ、違う国の出来事みたいに見てた。
今回のテロだって、TVで様子を見ながら思っていたのは「きっとこれも映画にするんだろうな」ってこと。

その中で、印象に残った映像がふたつ。
一つ目は貿易センターの窓から人が落ちていく様子。
それを見た瞬間、このニュースは現実なんだ!とショックを受けた。
どう考えても窓から飛び降りて助かる可能性なんてない。それでも、飛び降りずにいられなかったのだ。中の惨劇に思いを巡らせて気分が悪くなった。

もう一つは、対岸からのレポート。
貿易センタービルから川を挟んだ場所女性がリポートをしていたのだけど、途中でそこに集まった人たちへカメラが向いた。不安げに見守る人たちの中、カメラを持った若い男の子二人が指でカメラのフレームを作って燃える貿易センターを覗いていた。
彼らは笑顔だった。彼らにとっては、まさしく対岸の火事でしかないのだ。でも、そのことを責める資格はゆんにはない。

22:16 01/09/12