安心毛布
    

2000年05月12日(金) 無知と無恥

お客様の無恥と無知は、どこまで許されるのだろう?

今日、ちょっとキレイにした40代か50代のおばさまが買い物カートを押してゆんの側にやってきた。明るいグリーンのカットソーに、黒いバイヤス生地の透け感のあるロングスカートをお召しになっている。

そのお客様の言うことにゃ、今はいている黒いスカートを去年の夏頃にうちの売り場で買ったらしい。確かに、そんなスカートがあったような気がする。
話を聞くと、直立の姿勢ではいている時にはどうもないけど、ちょっと前かがみになると、裏地がにょ〜んと出てくるらしい。
ゆんの前で実演してくれたのを見ると、確かにはみでている。
お客様は「こんなデザインなのかな〜と思ってはいていた」とか「縫製が悪いと思うのよ・・・私も洋裁ちょっとやってたから」とか色々と言いつづける。

ひとしきり話を聞いた後に、ずっと思っていたことをさりげなく聞いてみた。
「お洗濯されたわけじゃないですよね?」
お客様は案の定「一度したわよ」だと・・・
「でも最初からおかしいな〜と思ってたの」とか言うけど、それならその時に持って来いよ〜!! 去年のスカートを洗濯で縮んだものを、今ごろ持って来られてもねぇ?
とりあえず、後日に改めて持って来て頂くことにしてお帰りいただいた。多分、裏地だけ丈詰めをしてお返しすることになるだろう。しかも無料で。

世の中、言ったもの勝ちだとつくづく思う・・・