[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *
■カーの啼く夜はおそろしい
私を殺したミステリ(5) on 京極BBS
やまい > ん?ヴァン・ダインやディクスン・カーはまだ出ませんか?(笑) ↑つねに全集ものからは離れる読み手 横溝せんせ。今年は先生の生誕100年記念。語ってもよいのでしょうか?は?(汗)(2002/03/28(Thu) 17:58)
くわん > ああ、何度思い返しても『悪霊島…鵺の鳴く夜はおそろしい きええええええっ』ちうテレビ CM は、いままで見た中でダントツトップで恐い CM であったことよ。ホラー映画だと信じて疑わなかった遠い日。(2002/03/28(Thu) 09:25)
るーりぃ > ディクスン・カーといえば『エジプト十字架』と同じ頃子供向けノベライズで髑髏に見える岩だか家だかから人が転落するのが事件の発端…というのを読みました。タイトルわかる方いらっしゃいます?(2002/03/28(Thu) 23:15)
なるしあ > カーはほとんど読んでいるはずなんだけどそこはそれ◯十年前のことで‥‥ 図書館の全集の中に載っていたのは「魔女のかくれが」でした。 (2002/03/30(Sat) 23:05)
るーりぃ > タイトル不明は、そのまんま『髑髏城』でした。バンコラン探偵。 (2002/04/12(Fri) 21:31)
桔梗 > 調子にのってまたしても、やってまいりました。(笑) ヴァン・ダインは、全集で読みました。(たぶん) 単行本で、字が小さくて、2段組で・・・という記憶はあるのですが、どこのものかは抜けてるのですよ。 「僧正」と「グリーン家」と「カナリア」だと思うのですがこれらがまとまったものって何かあったでしょうか?あ、表紙には絵はなかったと思います。変な記憶だ。(笑)(2002/03/28(Thu) 23:15)
なるしあ > 誰が殺したクックロビン〜♪(歌うな) ヴァン・ダインをちゃんと読んでいる桔梗さん。 クイーンもクリスティも現役で読まれているのに、なまじ名作を書いてしまったがゆえに後続にどんどんネタを使われてオリジナルが読まれなくなってしまったヴァン・ダインは不憫ですね。とゆーか芸術家肌名探偵フィロ・ヴァンスのセリフが長過ぎ?ペダンティックな雰囲気が好みの方にお薦め。(2002/03/30(Sat) 23:05)
ぱげ > またもや、はいはいはーい!ヴァン・ダイン、カー、ルルーなど大好きでした〜! 私のミステリ暦は(語ることでもないかな…) 乱歩→ドイル→クイーン→その他の海外古典本格ミステリ&古典本格固ゆで(と呼ばれる作品達)→西村○太郎→内田○夫→京極さん、ほか 一箇所矢印の性質が他のものと違っているところがあります。てて親のせいです。 だけどもう10年近く読んでない…すっかり忘れてるよ…。 これでは折角の文集に穴をあけてしまいます。 担任のやまい先生(←勝手に)、その間に横溝作品の講義をお願い致します。 衣類ケースの肥やしとなっている彼らを、虫干しがてら読み直さねば。 (2002/03/29(Fri) 10:36)
なるしあ > お金がないので家にある父親の本を隠れ読むというのも正しいミステリ者の姿です(そうか?) 更に言うなら、すぐ犯人がわかっちゃうスレた読者より最後までドキドキしながら読む読者のほうがはるかにお得に決まってます!(2002/03/30(Sat) 23:05)
魚骨> 西村●太郎…… 例の鉄道物ミステリで、何故か犯人が現場に「メロン最中」を残していくという作品がありまして。(伊豆のなんちゃらとかいう作品)???何故メロン最中?と頭をひねくり返したのは今年の初めのことでした。流石大御所は考えることが違うなあ(^^;
皆さんやっぱりミステリ系強いなあ。 殆どミステリビギナーの私に「これだけは読んどけ!」って作品を是非ともご教示願います。<(_ _)> では、やまいの旦那、高座にどうぞ!(寄席かい!)(2002/03/29(Fri) 11:56)
やまい > ワタシも恥ずかしい過去を書きますと(汗)、横溝せんせが原点で。その前にたぶん、高木彬光せんせなども読んでます。 横溝本の後書みると、必ず「カー」なり「ヴァン・ダイン」なり、名前が出るのですね。そこでそっちへと。同じコースの方もみえたようで、横溝ブームを追いかけてカーの文庫が沢山でてましたな。(てことは中島河太郎さんの道案内だな<後書)
もちろん、それぞれの作家せんせでも作品の出来不出来、読み手との相性もあるわけで。 例えばカーですと、お気に入りは「ビロードの悪魔」。これはここの他の板に出てた「時を越える」要素ありの話。ミステリ本筋から少し離れますが文庫は弁当箱でした。 横溝作品では、すでに映像の影響もありますが、トップが「悪魔の手毬唄」。次点が「獄門島」かしらん。短編ならまた別ですが。 ─つづく─ ←こらこら(2002/03/29(Fri) 14:26)
なるしあ >さて、謎ときのわくわく感がメインの古典に続いては非現実的な不気味な雰囲気と最後にそれらが論理的に解かれるゴシック風ミステリ、という訳でやまい先生どうもどうも。
ヴァン・ダインの影響は後に小栗虫太郎の衒学的な館ものを産み出しています(と、いう事はアヤツジ氏の源流か)。 カーは優れた密室トリックで知られていますが、ホラーと相半ばするどちらかというと現代に多いタイプの伝奇風ミステリも凄いですね。とかいって私は内容はもうあまり覚えていないんですが、夢中で家にある何十冊を読んだという事はものすごく面白かったに違いないのです。 京極小説のおどろどろしい雰囲気にはまった方はこっちタイプ(横溝・カー)がおすすめですね。
ぱげさんお気に入りのルルーの、名高い「黄色い部屋」はやはり図書室で読みましたが、「その手があるか。でもこのトリックじゃ嫌だあ」とごねたものでした。 ミステリじゃないけどルルーっていったらなんといっても「オペラ座の怪人」、ああエリック〜(さめざめ)、 フォーサイスがミュージカル版のエリックの後日談を書いていたけれど、私が考えた話のほうが面白いぞ。
やまいさんが昔読んでいた高木彬光はさすが帝大、トリックはすごい!‥‥が文章があんまり上手くない(爆)ので今読むとちと時代を感じてしまいます。そう考えると、時期が同じなのに古くならない横溝正史・山田風太郎両氏の文章力と視点は大したものです。 でもね、高木ミステリの名探偵神津恭介は榎さんの後輩として一高の寮で「美貌の天才奇人」の双璧を成していたはずなのです。名探偵らしい名探偵キャラが好みの方向け。 (2002/03/30(Sat) 23:05)
るーりぃ > 『赤い館』と『黄色い部屋』はやはり子供向けセットで読みましたが、今思うと…(^^;というよりは亜流がたくさんあるからなのでしょうかね。(2002/04/01(Mon) 11:14)
俊子 > 私が高校生だった頃、角川映画がプッシュした為「忘れられかけていた大家」横溝正史の大ブームが起こったのです。 懐中電灯で「八つ墓村」とか楽しく遊ぶ童達が・・・(2002/04/01(Mon) 14:05)
なるしあ > 今更申し開きのしようもございません、俊子さん。 小学生用の浅いプールで底に手を付いて逆立ちをして足を水面から突き出して「犬神家の一族」、無邪気に虫を帽子で捕えては沈痛な面持ちで「無惨やな かぶとの下の きりぎりす」鉄棒にぶらさがって「うぐひすの 身をさかさまに 初音かな」(共に「獄門島」)点数の悪いテストが返されると一同「たたりじゃあ〜」(八墓村)等等、楽しく遊んでいた童達はもちろん私共でございます。(2002/04/02(Tue) 00:00)
くわん > うぐいすと犬が三毛(違)は、同様に。 きりぎりすは旧い大きな竹籠の中に入って、服を下からぺろんと出して。 ………。 鍾乳洞に入れば武者鎧を思い出し、菊人形を見ればすげ替えてあったりして とか思い、水車を見れば軸のところに糸が絡んでいるはずだとか考えたり。 ええ、皆様と同じく←ここ強調 あどけなく、無邪気なワラベでありましたとも。 一升枡を見ると反射的に「漏斗が必要だな」と思うのは、私だけではあるまい。(2002/04/02(Tue) 10:19)
なるしあ> 「漏斗」と言えばカーの「火刑法廷」(連想ゲームか?) 「ユダの窓」は本そのものが去年出た英国ミステリの現代古典派ピーター・ラヴゼイの「猟犬クラブ」に使われていました。いやー、登場する「まにわ」な面々を見てこんな大人にならなくて良かったと一安心(何でしょうこの冷たい視線は)(2002/04/03(Wed) 12:12)
by お天気猫や
2002年04月15日(月)
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