[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *
☆3月の特集 :女王様、さすがです。
■「古今東西、うるわしの女王陛下は永遠に…」
ファンタジーでもノンフィクションでも、 主人公にとって、正義の象徴、尊敬と憧れをまとった存在 といえば、やっぱり、王様よりも女王様。 そして女王陛下のために働くのは、007だけじゃありません。 (007が女王のために働いているかどうかは別として) みんなのあこがれ、女王様。 女神様のように、雲の上のお方。 彼女に命じられたら、どんな英雄とて、否とは言えません。 今月は、そんな魅力的な女王様が登場する本を集めてみましょう。 若い女王様から、貫禄のある女王陛下まで、 どの女王様も威厳たっぷり、ひたすら高貴な佳人ぞろいです。
「指輪物語」 http://www.enpitu.ne.jp/usr/1551/diary.html 2002年03月04日(月) -2002年03月06日(水) (その1) (その2) (その3) 指輪をめぐる壮絶な闘いのなかで、望み尽きようとする主人公達の心を常に光に導く はエルフの長の奥方ガラドリエル。ダイアモンドのように硬く、月の光のように柔ら かく、太陽の光のように暖かく、星の霜のように冷たい。
「はてしない物語」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/010531.htm 映画化された名作ファンタジー。無に侵略され、崩壊寸前の世界・ファンタージェンの女王様は「幼なごころの君」。少女の姿をした女王様は、人間の少年に助けを求めます。彼女は、人間の想像力によってこそ輝けるのでした。
「夏の夜の夢・あらし」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/001024.htm シェイクスピア描く一夜のてんやわんやのロマンチック・コメディーは、妖精王オベロンと妃ティターニアという美しく神秘的なカップルの世にもしょーもない夫婦喧嘩から始まります。
「オデュッセイア」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/001208.htm 王は既に亡き者として後釜を狙う輩達を退け続ける貞淑な妃ペネロペイア。 長旅の果て生きて戻って来た夫すら本物かどうかしかと確かめる賢さは秀逸。
「ザ・ホテル」 http://www.enpitu.ne.jp/usr/1551/diary.html 2002年03月01日(金) 古都ロンドンの最高級老舗ホテル、クラリッジスの世界を、そこで働く人々の姿を通じて描いた実録もの。英王室もご常連で、エリザベス女王が晩餐会の場面で登場。晴れ舞台での気品に満ちた老女王の姿が描かれています。
女王様が登場する本は、まだまだたくさんありますよね。 皆さんの好きな女王様はどんな方でしょうか? どこかから、「私こそ女王様よ」という声も聞こえてきそうですが、 こうして見ると、時代も場所も関係なく、女王様は、 権力や人々の尊敬を集める一方、苦労されているのですね。(マーズ) 2002/03/10(Sun)
by お天気猫や
2002年04月10日(水)
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