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■「ペリーヌ物語」
ペリーヌ物語 投稿者:シィアル 投稿日:2002/03/16(Sat) 17:58:30
私の愛する「ペリーヌ物語」(ビデオ全巻購入!)が「家なき娘」(エクトル・マロ作)だと、不覚にも最近まで知らなかった。 なんたることサンタルチアと、ぶつぶつつぶやきつつ、 慌てて、復刊されたという岩波文庫版をネットで購入。
そして。 本日届いたのですが。 「土曜日の三時頃はよくさうだが、ペルシの税関(旧字)の入口は混雑(旧字)してゐた、さうして・・・」 ああ、昔のまま復刊されたのね。 角川のリバイバルコレクション(旧字体はもちろん、活字そのものが欠けたたままだった。)ほど、悲惨ではないけど。
味わい深いけど、 こんなことなら、偕成社の児童用「家なき娘」を買えば良かった。 やっぱり。 本は店頭で、中味をじっくり確かめて。
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シィアル > そういえば、いちばん最初に自分で選んで買った本が「家なき子」であった。いつのまにか、「フランダースの犬」や「母をたずねて三千里」と混ざってしまい、何だか暗い話のように思っていたけれど、「ペリーヌ物語」のHappyEnd具合から行くと、そんなに暗く陰気な話ではなかったかも。そう思って、本のあらすじを調べてみたら…「少年冒険小説の大傑作」「レミは幼くしてオデュッセイアーになってしまったのである-。自由闊達に生きる少年の旅の記録。」「人のやさしさを描いた感動の名作。」etc… 出版社ごとにそれぞれ違うが、何だか、ポジティブでハートウォーミングな物語だったのですね。読み返さなくては。 (2002/03/16(Sat) 18:15:38)
マーズ > ビデオに続き、本も手に入ってよかったね。復刊された喜びと、読みづらさ。著者本人だったら、読みやすい仮名遣いにしてくださいと言うだろうけど。「家なき娘」は偕成社から別に出ているのか、なるほどなるほど。翻訳大国の奥深さにうなずくのであった。 (2002/03/16(Sat) 23:28:06)
シィアル > 探していると、福永武彦版「家なき子」(絶版)とかもあったしね。<翻訳大国の奥深さ (2002/03/17(Sun) 11:59:08)
by お天気猫や
2002年03月16日(土)
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