
上の写真は、北九州市若松区の風景である。 若松の繁華街にほど近い高塔山から、若戸大橋を中心にして撮ったのだが、全体にぼやけて、酷い写真である。 確かにぼくの腕も悪い。 しかし、そればかりではない。 カメラの性能にも問題があるのだ。 どうしてデジタルズームは、こうも画像が粗くなるのだろう。 かつてムービーに、初めて20倍デジタルズームが搭載された時、その画像のひどさに唖然としたものだった。 あれからずいぶんたつが、あまり進歩してないように思う。
あとは起動の問題である。 普通のカメラみたいに、ボタンを押すと同時にシャッターが切れるのではない。 一瞬の間がある。 これが微妙に、画像に影響してくるのだ。
もう一つ言わせてもらうなら、今日みたいに紫外線の強い日はモニターがよく確認できない。 そのため、とにかく勘で撮りまくるしかないのだ。 モニターでうまく確認できれば、もう少し満足のいく画が撮れたのかもしれない。
ということで、やはり携帯電話は電話なのである。 おまけで付いているカメラがいくら高画質を謳っても、所詮この程度の画像しか撮れないのだからだ。
さて、何で携帯電話のカメラの話を持ち出したかというと、先日あるアンケートに答えたのだが、その時携帯のカメラについての問が実に多かったのだ。 ポイントをもらえるというので、いちおう提灯持ちみたいな解答をしておいたが、それがどうも気に入らない。 そういう回答ばかりでは、技術の進歩がない。 そこで高塔山に登り、テスト的に写真を撮ったわけだ。 で、結果は以上のようなものだった。 次回は、もう少しまともな回答をしようと思う。
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