頑張る40代!plus

2006年04月24日(月) 久しぶりの歯医者

朝8時半に目を覚ましたぼくは、歯医者に電話をかけた。
「はい、○○歯科クリニックです」
「昨年の8月までそちらに通っていた者なんですが、その時につけた冠が外れたんですよ。今日治療できますか?」
「はい、大丈夫ですけど、何時がよろしいでしょうか?」
「いつでもいいんですか?」
「はい」
「じゃあ、9時半からお願いします」
「えーと、お名前は?」
「ああ、しろげしんたといいます」
「はい、わかりました。では9時半ということで」
「よろしくお願いsます」

歯医者は9時から開いているので、その時間に行ってもよかったのだが、今日は嫁ブーが仕事なので送って行かなければならなかった。
それから帰ったら、だいたい9時半になる。

ぼくはさっそく身支度をした。
以前10ヶ月も通ったところだから、これといって飾らなくてもいいのだが、それでも髭だけは剃っておいた。
一昨日から伸びっぱなしなのだ。
口の中を触るわけだから、当然あごや鼻の下に手を当てることになるだろう。
その時チクチクさせるのも悪いと思ったわけである。

とくに注意したのは歯磨きである。
歯医者に行かなくなってから、身を入れて歯を磨くことが少なくなっていたのだ。
もし歯垢などがたまっていたら、歯の磨き方の指導を受けなければならない。
そうなると、時間がかかってしまう。
ということなので、歯磨きだけは念入りにやった。

さて、身支度をすませてから、嫁ブーを送っていき、歯医者には予定通り9時半についた。
中に入ると、そこに見慣れた待合室があった。
そこに置いてある本も、あの頃と変わらない。
その中の一冊をとり出し読んでいると、8月に終わった治療がいまだに続いているような気持ちになった。

「しろげしんたさーん」
「はい」
「お入りください」

いよいよである。
診察台に座っていると、先生がやってきた。
そして「開けてください」と言った。
ぼくはその言葉を聞くと、条件反射のように口を開いた。
ここでも8月がそのまま続いていたわけだ。

先生は手慣れた手つきで、ぼくの口の中を調べていった。
「他に異常はないですね。で、この冠、いつ外れましたか?」
「昨日の夜です」
「じゃあ、この冠をそのままつけておきますね。今日はそれをつけて終わりにして、あと2日ばかり来てもらいます」
「えっ?」
「前の治療から半年経っていますので、歯石とかを取っておかないとね」
半年点検といったところだろうか。
まあ、歯をいじられるわけでもないからと、躊躇せずに次の治療の予約をしたのだった。


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