石川啄木ではないが、最近ぼくは、暇になるといつも自分の手を見ている。 手相が気になるのだ。
昨年末、それまで感情線の少し上で終わっていた運命線が、少し伸びているのに気がついた。 さらにその線は、まだ伸びようとしているように見える。 そこで観察を始めたわけだが、いつの間にかそれが癖になってしまったようだ。
現在、その運命線がどうなっているのかというと、さらに伸びているように見える。 中指のすぐ下に短い縦線があるのだが、どうやらそれと繋がろうとしているようである。 繋がってしまうとどうなるのか。 よくは知らないが、運命線は長いほうがいいと聞いたことがあるから、きっと良くなると思う。
ところで、ぼくの運命線はちょっと見は一本線に見える。 しかしよく見てみると、一本ではなく二本あるのだ。 一本は、手の下から頭脳線と重なるところまで太く通っていて、それからその線は極端に細くなり、頭脳線の3ミリほど上で終わっている。 もう一本は、頭脳線の1センチほど下のところから細く始まって、頭脳線から急に太くなり、それが感情線の上まで行っている。 つまり、この二本の線は、頭脳線の下1センチのところから頭脳線の3ミリほど上のところまで並行しているということだ。 その間隔が1ミリ程度しかないから、ちょっと見一本線に見えるわけだ。
さて、これが何を意味するかと調べてみたのだが、運命線は人生の変化を意味するものらしく、変化することで運勢が上昇するらしい。 その見方なのだが、下の方から年齢を数えていくそうだ。 で、頭脳線はだいたい35歳にあたるという。 35歳というのは、ぼくが転職した歳である。 で、感情線は何歳かというと55歳前後だという。 これまで運命線は、その感情線の少し上で終わっていた。 その位置は、おそらく60歳くらいにあたるのではないか。 ということは、今働いている会社を、定年まで働くということになる。
うーん…。 これでは何かしっくり来ない。 だいたい二本線が並行しているというのがおかしい。 もし上の解釈なら、ぼくは30代前半に会社を掛け持ちしていたことになるではないか。 ということは、これらの線は、別に会社を意味しているわけではないということになる。
では何だろうか。 そこでぼくは仮説を立てた。 最初の一本は、やはりこれまでやってきた家電販売という仕事を意味するものだと思う。 なぜなら20代前半から、40代後半まで続いているからだ。
もう一本は何かというと、30代前半からやっている別のことを意味するものだと思う。 35歳を過ぎた頃からそれに力を入れ始め、40代前半で本格化したということになる。 それとは何だろうか? いろいろ考えてみたのだが、40代前半で本格的にやり出したことというと、ホームページしかない。 その前というのは、そのホームページに載せるエッセイや歌を書きだめした時期にあたる。
ということは、これからホームページを本業としていくという解釈になる。 しかしねえ…。 昨日も書いたとおり、2年間で稼いだ額が43円なんですよ。 つまり、年収になおすと、21.5円ということになるじゃないですか。 この商才のない男が、どうやってホームページで生活していけるんでしょうかねえ…。
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