| 2005年02月06日(日) |
歯に神経質になっている(下) |
ここまで二つの候補が上がっている。 ひとつはガムである。 虫歯にならないと言われている、キシリトール入りのガムを噛むのだ。 ガムなら、食べかすまで取り除いてくれるから、言うことはない。 しかし、問題がなくはない。 それは、客商売をやっているがゆえに、仕事中には噛めないということだ。 しかも出費がかさむ。 ただでさえ、タバコの量を減らして、小遣いを増やそうと思っているのだ。 ここでガムなんか買ったら、タバコを減らす意味がなくなってしまうではないか。 もうひとつ言わせてもらうなら、タバコと違い、ガムは自動販売機で売ってないので、どうしてもスーパーやコンビニまで足を運ばなければならない。 それが面倒だ。 ということで、ガムは却下。
もう一つの候補、それはお茶である。 若い頃、ぼくは何のためにお茶を飲むのかが、よくわからなかった。 食物の喉の通りをよくする潤滑油、もしくはご飯やおかずに合う清涼飲料水、そのくらいの認識しか持ってなかったのだ。 ところがある時期から、お茶にはカテキンというものが入っていて、これが実に体にいいということが言われ出した。 その時からぼくは、お茶を梅干しや納豆と同じく、健康食品の一つに数えるようになった。 そういう一種の薬膳のような食事を、われわれ日本人は伝統的にやってきたことも、それでわかったのだった。 で、カテキンのどこがそんなにいいのか? それは何と言っても、殺菌効果である。 お茶でのうがいは下手なうがい薬より効果がある、というのは、今や世間の常識になっているくらいだ。
風邪菌をやっつけることが出来るほどの力を持つカテキンだから、虫歯菌なんかはチョロいものだろう。 ということで、このお茶を利用しない手はない。 さらにお茶は、そのへんのうがい薬のようにえぐくなく、仮にそのまま飲み込んでも害もないという利点もある。 食後、お茶でクチュクチュやって、あとはゴックンと飲み込んでもかまわないということだ。 見た目は悪いだろうが、やっている本人からすれば、ただお茶を飲んでいるに過ぎないわけだ。 これなら、ぼくにだって一生続けることが出来る。
もしかしたら、食事の時にお茶を飲むというのは、元々そういう意味があったのかもしれない。 であれば、お茶はモンダミンだったということになる。 きっと歯磨き粉などの出現により、そういうことが忘れられてしまったのだろう。 昔の人は、直感的にお茶の効用を知っていたのだ。 だからこそ、ぼくのような継続性のない人間にも、意識せずに継続出来るようにと、食事の友としたのかもしれない。
ところで、もしその当時にモンダミンがあったとしたら、先人たちはそれを食事の友として利用しただろうか? きっと、誰もそう思わないだろう。 しかし、納豆を食卓に乗せた先人である。 きっと何らかの方法をとって、食卓に乗せたに違いない。 もしそうなっていたら、われわれ子孫は、今頃、お茶漬けならぬモンダミン漬けを食べていたことだろう。 …何か気持ち悪い。 というより、そんなもの食えるか!
ともあれ、モンダミンに飽きた後は、お茶で歯の健康を保とうと思っている。
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