それから耶馬渓一の景勝地と言われる『一目八景』に向かった。 しかし平日なのにえらく車が多い。 そのナンバーを見て、「ここは本当に大分県か?」と思ってしまった。 ほとんどが他県ナンバーなのだ。 その中でも特に多かったのが、福岡・北九州・筑豊・久留米ナンバー、つまり福岡県勢である。 3台に2台の割で、そのナンバーがあったのではないだろうか。 おそらくその車の持ち主たちは、ここ数日の情報番組を見てきたものと思われる。
さて、駐車場から景勝地『一目八景』まではそう離れていない。 しかし、けっこう時間を要してしまった。 車と人が多かったせいもあるが、一番の原因は、うちの年寄り二人組である。 『一目八景』に行くまでには、多くの店がある。 その一軒一軒を、うちの年寄りは立ち止まって見ているのである。 そしていい物があれば買っている。 普通なら一軒で充分なのだが、二人組は次の店でも同じことをやっていた。 そのため、5分で着くはずが、30分もかかってしまったのだ。 そのせいで『一目八景』に着いた頃には、二人とも疲れ果てていた。 他のお客はそこで写真を撮ったり、そのへんを散策したりしていたのだが、すでにその気力は残ってないように見えた。
ところで肝心の『一目八景』だが、今年はそこまできれいだとは思わなかった。 人の話では、今年の台風が影響して、葉が多く散ってしまったらしい。 何枚か写真も撮ったのだが、なるほどどれも興ざめするものばかりで、気に入った画像はたったの一枚だけだった。
車に戻った時には3時を過ぎていた。 今日はどうしても九重だけには行きたかったので、来た道とは逆方面になる玖珠に向かった。 途中峠を越えたのだが、そこの風景は、耶馬渓一の景勝地よりもずっときれいだった。 しかし、道が狭かったために、そこで車を駐めることは出来なかった。 したがって、今日の収穫は、冒頭のお気に入り一枚だけだった。
九重から湯布院を経由して別府に抜けた。 そこから家に戻ったのだが、途中食事などで休憩したため、帰り着いたのは午後10時を回っていた。 走行距離は400キロ近くなっていた。 いや、疲れた。
|