頑張る40代!plus

2004年09月27日(月) 秋の夜長問答

聞き手;10代と20代で一番変わったことは何ですか?
しんた;人の目を気にしなくなったことですね。
10代の頃は、何か自分が特別な人のような気がしていたんですね。
ところが、20代に社会に出てみて、そうではないことがわかった。
何でわかったかというと、周りの人がみな「自分は特別だ」と思っていたからです(笑い)。
「なーんだ。みんな特別だと思っているのか。ということは、おれは特別じゃないやん」
そういうことがわかってから、急に人の目が気にならなくなった、というより気にする必要がなくなった、というわけです。

聞き手;20代と30代ではどうですか?
しんた;そうですねえ。人目を気にしだしたことじゃないですか。
聞き手;えっ!?20代で人目が気にならなくなったって言ったじゃないですか。
しんた;ええ、言いましたよ。
聞き手;どういうことでしょうか?
しんた;20代の頃に人目が気にならなくなったというのは、自分の能力に対してでした。
でも、人間それだけじゃないでしょ。
そう、肉体的なものもあるんです。
ぼくは20代後半から白髪が増えだしたんです。
最初はそれほど気にならなかったんですが、ある時横の方に白髪の固まりを見つけましてね、それから人目が気になりだしたんです。
聞き手;なるほど。
しんた;サイドの白髪というのは悲惨ですよ。
実におっさん臭く見えてしまう。
特に床屋に行った後がひどかった。
白髪というのは髪を切ると目立つんですね。
もう髪の毛のほとんどが白髪じゃないのか、と思ったくらいです。
しかも髪を切ると白髪ばかり立ってしまうんです。
聞き手;しかし、ハゲじゃないわけですから、そこまで気にしなくてもよかったのでは?
しんた;そう思うでしょ?それが違うんですよ。
人はハゲも白髪も、同じく老化現象として捉えている。
何度も心ない人から「白髪じじい」なんて呼ばれましたよ。
自分より年上の人から、「おっさん」などと呼ばれたり…。
聞き手;何か白髪対策はされたのでしょうか?
しんた;はい、やりました。
何とかならないものかと、いろいろ努力をしました。
きな粉ドリンクがいいと聞けば、きな粉ドリンクを飲む。
塩で頭を洗ったらいいと聞けば、塩で頭を洗う。
アロエがいいと聞けば、アロエを頭に塗りたくる。
が、結局どうにもなりませんでした。
そこで最後の手段『白髪染め』に走ったんです。
ところが、それがまた人目を気にする原因になりましてね。
どうも人の目が自分の頭を見ているような気がして、染めた直後であれば「染め残しがあったんじゃないか」とか、髪が伸びてくれば「根元の白さが目立ってきたんじゃないか」とか思ったりしてね。
まったく気の休まる暇がなかったですよ。

聞き手;では、30代と40代で変わったことと言えば?
しんた;人目を気にしなくなったことです。
聞き手;・・・、また戻ったんですか?
しんた;ええ。
聞き手;今度はどうされたんですか?
しんた;白髪が気にならなくなったんです。
聞き手;ほう。
しんた;結局、最終的には染めるのをやめたんです。
聞き手;それはどうして?
しんた;皮膚をやられましてねえ。
かさぶたが出来て、ひどい時はそこから出血までする。
また、染めてから2週間もたつと白髪が目立ってくるわけですが、染めてない頃は前と横だけにしかなかった白髪が、頭全体に広がっている。
「これはいかん」と思いやめたわけです。
やめてしまうということは、白髪を受け入れるということですから、その覚悟が必要になる。
覚悟が出来てしまうと、もう白髪のことなんて気にならない。
白髪が気にならなくなったので、自ずと人の目も気にならなくなった、ということです。

聞き手;今日は眠たい中、どうもありがとうございました。


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